だんだん見えてくる彼の性格…ひょっとして合わない?
そうして彼との交際がスタートしたのですが、付き合い始めてわかったのは、彼は外でデートするのが本当はあまり好きではないということ。私は外でもデートをしたかったのですが、外出を疎む彼とのデートは家ばかり。家でも特に何をするわけでもなく、彼の趣味に一方的に付き合うばかりだったので、正直、最初の盛り上がりは何だったのかと思いました。
さらに辟易したのは、彼がとてもナルシストだということ。一度外に出れば、ショーウィンドウに映った自分の姿を必ずチェック。ごくたまにあった外でのデートの待ち合わせでは、普段まったくしないのに、おまたせと言いながら顔を近づけたり、頭をなでたり、いわゆる女性が喜びそうなことをして、周りの反応を楽しむのです。
ちなみに、実際、女性の視線をかなり感じられたり、その場でお喋りしていた女子高生の集団が、私の肩を抱く彼の姿を見て全員見とれてしまったことがありました。
そんな一面があっても、私にとっては初めての彼氏だったこともあり、頑張って彼に尽くそうとしました。しかし半年が過ぎたころ、彼の気持ちが少しずつ離れているのを感じてしまい、私からお別れを告げました。
まとめ
関係が終わりかけのころ、私は彼から全然大事にされていませんでしたが、それでもまだ好きな気持ちは残っていました。そんななか、自分から別れを告げるのはとてもつらかったですが、あのとき別れてよかったと今では確信しています。
しばらく経って完全に気持ちが吹っ切れた私は、彼のことを自己中心的で釣った魚に餌をやらない、顔だけの男だったと思うようになりました。しかし、自分と相手は鏡のようなもの。私が彼の顔を好きだったように、きっと彼も私の顔だけが好きだったのでしょう。きっとはじめから、私たちの性格は合っていなかったのです。
彼との恋愛で、性格の相性も大事なのだと学んだ私。その後は、顔が好きというだけでお付き合いをすることはなく、価値観や性格がとても合う男性とお付き合いを始め、そのまま結婚し、幸せに暮らしています。
著者/滝沢夏海
作画/村澤綾香
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