出産から約3年が経過したころの出来事です。生理期間が終わったある日、突然出血がありました。出血は1回だけではなく数日続き、慌てた私は産婦人科を受診しました。すると、医師からまさかの診断を下されたのです……。
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生理が終わったのに出血が止まらない!
私は29歳で妊娠と出産を経験したのですが、そのあとの産後の生理は順調にきていました。しかし32歳のころ、生理期間が終わったにもかかわらず、真っ赤な不正出血があったのです! 出血量は生理時と同じ程度。それが連日続いて怖くなった私は産婦人科を受診しました。そこでエコー(超音波)検査を受けると、医師から「卵巣が腫れていますね。左の卵巣が6cmほどの大きさになっています」との診断が下されたのです! 卵巣が腫れるってどういうこと!?と、不安でいっぱいになったのを覚えています。
医師からは、腫瘍が良性か悪性かは、実際に摘出して顕微鏡で検査しないとわからないと言われたので、この日は血液検査のみで終了。腫瘍が良性の場合は体内で悪さをすることはないそうですが、サイズが大きくなると卵巣がぐるりと回転して激痛を伴うおそれがあり、そうなった場合には緊急手術が必要になることから、しばらく激しい運動は避けるよう注意されました。
腫瘍のサイズがどんどん大きくなっていき…
3カ月後に再度、婦人科を受診した私。血液検査の結果は問題ありませんでしたが、腫瘍自体は徐々に大きくなっていることがわかりました。医師からは、この状態だといつかは摘出の必要があるから、早いうちに取ったほうが良いと言われたので、摘出手術が将来の妊娠や出産に悪影響を及ぼさないことを確認した上で、手術を受けることを決意。紹介してもらった大学病院でMRI検査を受け、腫瘍を腹腔鏡手術で切除しました。
初めての外科手術でとても緊張しましたが、無事手術は終了。手術を担当した医師はその後、摘出した腫瘍を病理検査に出したようで、その結果、腫瘍は良性とわかり、心の底から安堵しました。
術後は少しおなかの圧迫感を感じ、立ち上がるときに少しフラフラする感覚があった程度で、手術翌日から自力で歩く練習を始め、数日で退院することができました。そのあとは、卵巣嚢腫を摘出してから1年後に第2子を妊娠。無事出産を終え、今は2人の子育てで忙しい毎日を送っています。どんな病気が隠れているのかわからないので、今後も定期的に検診を受けるつもりです。
まとめ
私の場合、不正出血があったことで卵巣嚢腫が判明し、無事に摘出することができました。もし卵巣嚢腫があっても自覚症状がない場合も多いと聞きます。このように自分の知らないところで体に変化が起きているケースもあるので、しっかりと検診を受けることが重要だと実感しました。
著者/匿名希望
イラスト/おんたま
監修/助産師 松田玲子
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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