
多くの女性が憧れ、一度は経験したいであろうプロポーズ。シチュエーションや言ってもらいたい言葉など“これだけは譲れない”こだわりもあるかと思います。私がプロポーズを受けたのは28歳のクリスマス。確かに、強く思い出に残るものにはなりましたが、それはロマンチックとはほど遠いもので……。
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誕生日旅行ならプロポーズで決まり!?
生まれてから地元を離れたことのない私と、大学進学を機に東京で十数年暮らし、地元にUターンした彼。知り合いから紹介されて彼との交際をスタートさせたのは、私が27歳の夏でした。最初はフワッとした軽いお付き合いから始まりましたが、しばらくすると両家の親も公認する真剣な交際へと発展。都心部に住む彼のお兄さん家族から「2人で遊びにこないか」と、お招きされるまでになりました。
もともと5月の私の誕生日に有名テーマパークに遊びに行く計画をしていた私たち。彼のお兄さんからお誘いを受けて旅行の日にお兄さん宅にお泊まりさせてもらうことが決まると、やっぱり気になるのが誕生日当日の彼の行動です。だって誕生日に某有名テーマパークに行くんですよ!「もしかしてプロポーズ……あるかも!?」と、私はドキドキが止まらなくなりました。
実際、家族や友人、職場の同僚、果ては職場の営業先の仲のいい担当さんにまで旅行の件を話したところ、みんな口を揃えて「これはプロポーズありますよ!」と太鼓判を押すのです! ダメ押しは彼のお兄さん。「プロポーズあるでしょ! 弟に指輪、準備させるわ!」なんて言うものだから、私はみんなに乗せられて完全に浮かれてしまいました。
準備万端でいざプロポーズ!と思いきや…
すっかりその気になった私は、誕生日の1カ月前からエステに通い、ヘッドスパも受け、100%の上をいく120%の私に仕上げて、プロポーズを受ける準備は万端! 意気揚々とバースデー旅行に旅立ちました。
結果は……完全に私の空振り。清々しいくらい何事もなく終わりました。あとから聞けば、そもそも彼には私の誕生日旅行に合わせてプロポーズする気はまったくなかったそう。
旅行前、お兄さんがいろいろと彼に対してハッパをかけたときも、彼は「なんで周りがそんな盛り上がってるんだ?」と疑問だったのだとか。そうとは知らず、お祭りムードで私を送り出し、ワクワクしながら待っていた家族や友人、職場関係の方々に旅行の顛末を報告すると、全員が吉本新喜劇よろしくズッコケていました。
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