
10歳年下の夫と結婚して10年、大きな喧嘩もなく円満に毎日を送っています。夫はおとなしい性格で少し頼りなく、仕事もサポート役が多いタイプ。逆に私はバリバリと仕事をこなし、活発で社交的な性格です。10歳差凸凹夫婦が、社会の中での夫婦の立ち位置を考え、2人ならではの夫婦関係を築いたエピソードです。
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「頼もしいお嫁さんになりそう」と言われ
結婚前、夫の両親に挨拶に行ったときのことです。初対面だったのですが、玄関のインテリアが私の趣味に似ていてうれしく、そのことを伝えると、義両親とはすぐに意気投合。どこで購入したのか、先日セールをしていてお買い得だったと話が盛り上がり、リビングに移動する前から一気にその場が和やかに。
そのとき、夫の父から「こりゃ頼もしいお嫁さんになりそうだ」と言われました。一見前向きにも捉えられる言葉ですが、これをきっかけにその後、夫婦で誰かと会うとき、私は「頼もしい妻に見えるのか」と相手の反応が気になるようになってしまいました。
夫の威厳は? 大事な手続きはなぜか私に
結婚後、私は夫婦の立ち位置に疑問を感じるようになりました。それは、家を買う、車を買う、保険に入るなど、なにか大きな決断や手続きを前にしたときのことです。
手続きの際、相手の方が夫ではなく私に向かって話を進めることがあり、捺印する際に私に書類を差し出そうとした方もいました。会話のなかで、どうしても私のほうに貫禄が出てしまう。つい主導権を握ってしまい、夫はそれに従うような姿勢。私は、夫の威厳を損なってしまっているのではないかと思い、自分の立ち振る舞いを変えることに。
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