性格が真逆だからこそ
でも、彼がテキトーだからこそ、私の心の支えになっている部分もあるのです。
私は人の顔色を伺いがちで、「あのときこう言えばよかった」「こうすればよかった」と、仕事やプライベートの人間関係で、何も手に付かないほど悩んでしまうことがあります。
また、私は人間関係のトラウマがあり、過去の嫌な記憶がたまにフラッシュバックして情緒不安定になってしまう時期があります。そんなとき、私ひとりでは気持ちを前向きにすることが難しいのですが、彼がいつも「大丈夫! 〇〇(私)は自分に期待しすぎ。〇〇が思っているほど周りはなんとも思っていないよ。何かあっても俺が味方だから大丈夫」と、まるでおまじないをかけるように、やさしい言葉を繰り返し私につぶやいてくれるのです。
どんなときも周りを気にせず、わが道を行く彼からの言葉は、不思議と私の心を落ち着かせてくれます。私の相談事に対して彼は話し半分で聞いているのだろうな、と感じるときもありますが、そんな彼のテキトーで周りを気にしない性格に、こまかい性格の私は支えられているのです。
まとめ
私は彼との性格の違いに最初こそストレスを感じ、離婚したいと思ったこともありました。しかし、一緒にいろいろなことを経験していくうちに、2人の性格が真逆だからこそお互い支え合っていける、という私たち夫婦の拠り所を見つけたのでした。
今でもたまにケンカはするのですが、夫婦の性格が真逆でよかったと実感する場面がとても多く、彼と結婚できて本当に幸せだと感じています。
著者/米久 熊代
作画/マメ美
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