
私の実家は、社員が5名ほどの小さな会社を営んでいます。私は自身の名字にとても愛着があり、彼と交際していたときから「結婚後も自身の名字を名乗りたい」と思っていました。その後、結婚が決まったときのこと。日本では夫婦別姓が認められていないため、どちらかの名字を選択しなければなりませんが……。
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名字を変えたくなくて…
日本では結婚する際に女性側が名字を変えるケースが多いですが、ゆくゆくは実家の会社で働きたいと思っていた私は、名字を変えるのはとても嫌でした。
そのため、彼には交際時から「名字は変えたくない」と伝えていました。次男である彼は私の実家のことも知っていたので、結婚するときに私の名字になることを快く選択してくれました。
ただこのとき、私は男性側が名字を変えることを快く思わない人がいることをまったく理解していなかったのです。
親戚や友人からの白い目
結婚後、名字が変わった彼はさまざまな名義変更に追われとても大変そうでした。しかし、嫌な顔をするどころか、氏名が変わったカードなどを私に見せて「(名字)お揃いだよ!」と言ってくれるなど喜んでくれている様子。私はとてもホッとして一緒に喜んだのを今でも鮮明に覚えています。
そんななか、私の親戚や友人からは「えっ? 普通、逆じゃない?」「夫の名字にするの嫌だったの?」と言われました。やはり一般的には女性側が名字を変えるケースが多いからだろうなと感じていたとき、ある親戚が、私に隠れて「最近の子は本当にわがままだ。男が名字を変えるなんて恥ずかしい」と言っているのを聞いてしまったのです。
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