
生まれ育った家庭の味によると思いますが、私は「おでんというものはあっさりしすぎていて、ご飯のおかずにはならない」と思っていました。しかし、ある日、夕食を作ってくれた夫が「今日のおかずだよ」と言って、主菜としておでんを食卓に出してきたのです。「おでんはおかずになるのか?」と思いつつ、夫の作ったおでんを食べてみると……。
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私の中のおでんの位置付け
私の実家でも、おでんはおかずのひとつとして白いごはんとともに出されていました。しかし、母が作ってくれるおでんは薄めのお出汁であっさりした味付け。なんとなくごはんには合わないなと、子どもながらに思っていました。
そのため、ほかに出されたおかずと白いごはんを食べるようにし、おでんは単体で食べていた私。おでんは私にとって嫌いではないけれど、特に好きでもないという存在だったのです。そのためか、結婚して料理をするようになっても、私が好き好んでおでんを作ることはありませんでした。
夫が作ってくれたおでんに感動
ある日、台所からお出汁のとっても良い香りがしてきました。料理好きの夫が夕飯におでんを作っていたのです。覗いてみると、おでんってこんなに濃い色だったかな? と思うほど、私のイメージするおでんのつゆとはかけ離れた色をしていました。
そして「今日のおかずだよ」と言って、夫はおでんを食卓に出しました。夫が作ってくれたそのおでんは、しっかりとした濃いめの味付けで、ひと口食べてみると「おでんってご飯のおかずになるんだね!」と、そのおいしさに感動するほど。ご飯とも合うし、大好きなお酒のおつまみとしても最高です。
そのうえ、今までおでんの具として食べたことがなかったロールキャベツやタコ、ベーコンなどが入っていて、夫特製のおでんはとても具だくさん! 「どれを食べようかな?」と、食べるワクワクもありました。
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