「お会計は…」ネット婚活2人目！32歳・女性慣れしている若社長とデート #アラサー婚活道 8

【アラサー婚活道 8話】ムーンカレンダー編集室・くららの恋愛体験を赤裸々に綴っていく連載企画「アラサー婚活道〜令和のイマドキ恋愛事情〜」が始動！ 自身の恋愛話をベースに、アラサー独身女性の視点から見た最近の婚活事情を、ほぼノンフィクションで語ります。「他人の恋バナを聞くのが大好き！」「令和時代の婚活市場が気になる！」なんて方は、ぜひ暇つぶしにどうぞ！

★前回のあらすじ★
『共通の趣味があって話が合う人』と結婚することを目標に、マッチングアプリで知り合った31歳・沖縄出身の男性とデートをしたくらら。音楽や旅行、アートなど共通の話題で盛り上がるも、デートの帰り道、ひとり電車に揺られながら「彼って、なんだかつねに私の一歩後ろを歩いているみたい。付き合うとなると、いろいろな場面で私が決定権を握ることになりそうだなぁ」と考えてしまいました。とはいえ、共通の趣味もあるし彼はとてもやさしい。このまま彼との関係を進めるか、悩んだ末に出した答えは……。

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1人目の彼との関係を進めるかどうか

私がマッチングアプリを通じて初めて出会った男性。沖縄出身の31歳、理学療法士の彼。

彼とは共通の趣味があって会話を楽しめるし、仕事に真面目に取り組んでいる彼には、ギャンブル依存などの心配もなさそう。ネットで知り合ったばかりの私に対してもやさしく接してくれ、彼の性格に悪いところはない。むしろ、私に気を使いすぎるところがあるから、彼は本当にやさしい性格なのだと思う。

でも……

「彼は自分の意見を主張しなさすぎ！！」

と感じてしまった。

よくよく思い返してみると、居酒屋での注文は「好きなものを頼んでいいよ」とすべて私任せ。「そういえば、この前言ってたあれって……」と、話題を最初に振るのも私。さらに、会話の中で私が「最近は○○っていうアーティストが好きなんだよね」と言うと、大体彼が「俺も」と意見を合わせてくる（本当に知っているのか？ そして、本当に同意しているのか？ と疑問に思ってしまう）。

会うのが初めてといえど、2〜3時間ほど彼の表情を見て会話をしているうちに、私は、彼がどういう性格なのかある程度理解できた。おそらく彼はやさしいがゆえに気弱で、相手に合わせてしまう人なんだろう。

でも、付き合うなら、そして結婚をするなら、対等に意見を言い合える関係がいい。

そう思った私は、デート後に彼とやりとりする頻度を少しずつ減らしていき、彼の前から自然にフェードアウトした。

2人目は起業したばかりの32歳・若社長

マッチングアプリで知り合い、LINEでやりとりするまでの関係になっていた男性は、もうひとりいた。彼は、東京都出身・東京都在住で32歳（私の4歳年上）、最近バイク関係の会社を設立したばかりで、バイクとスケボーと音楽が趣味の男性だった。

私としてはお金目的ではなく、「音楽の趣味が合いそう」との理由でマッチング。マッチングアプリではお互い、似たようなコミュニティ（「Phoenixが好き」とか）に参加していて、共通点が多かった私たちは、すぐに意気投合。「今度、仕事終わりに飲みに行こう！」と彼に誘われ、お互い仕事のある平日の夜、初対面を果たすことに。

約束当日、新橋駅の改札前に現れた彼は、長身で細身、ゆるいパーマをかけた雰囲気イケメンだった。キリッとした目元が綾野剛さんに似ていて、私はどちらかというと濃い顔の人のほうが好きなんだけど、塩顔が好きな人は彼のことをイケメンって評価すると思う。

そんな彼と向かったのは、前もって彼が予約してくれていた創作居酒屋。入店して予約席に着き、寒い時期なのもあって、お店のイチオシメニューである静岡風おでんを注文。ほかに串揚げやサラダ、ほっけ焼きなども頼み、早出しメニューがテーブルに置かれたらすぐにビールで乾杯した。

前回デートした沖縄出身の男性とは違って、彼は恥じらう素振りもなく、私に「アプリに載せてる写真より実物のほうがきれいだね」と言ってきた。それを聞いた私は、「あ、女性に慣れてる人だ。話しやすくていいな」と、彼の評価が少し上がった（私としては「女性に慣れていなくてモジモジされるよりマシ」という考え方なのですが、共感されないかも？）。