性交後でも避妊できる「アフターピル」。正しい使い方から副作用まで解説!【医師監修】

性交後でも避妊できる「アフターピル」。正しい使い方から副作用まで解説!【医師監修】
アフターピル

避妊しないまま性交してしまった、または避妊に失敗してしまった場合に有効とされる緊急避妊薬「アフターピル」。低用量ピルと比べるとあまり馴染みがなく、本当に避妊できるのか、服用のタイミングや副作用はないのかなど疑問を抱いている人は多いと思います。そこでこの記事では、産婦人科の医師にアフターピルの効果やリスクについて話を聞いてみました。

答えてくれたのは……
三鷹レディースクリニック院長 天神尚子(てんじんひさこ)先生

日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、1995年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。
2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。

アフターピルを「服用したことがある」のは11%

低用量ピルよりも馴染みがうすく、その実態を知る人が少ない『アフターピル』。20代〜40代の女性へのアンケートでも「服用したことがある」と答えたのは11%と少数派でした。
緊急避妊薬と言われていますが、本当にそれだけで避妊ができるのでしょうか。また、副作用はないのでしょうか。多くの女性が疑問に感じていることを質問してみました。

※調査概要
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」のサービスを利用された方
調査期間:2020年5月30日~2020年6月4日
調査件数:3,412(有効回答数)

性交後72時間以内に服用

「アフターピルには排卵を遅らせたり、子宮内膜を変化させて着床にくくさせる効果があります。そのため、避妊せずに性交してしまったが妊娠を望まない場合の緊急手段としてアフターピルが処方されます。
服用するタイミングは性交後72時間以内で、早ければ早いほど効果があります。ただし、服用後2時間以内に薬を嘔吐した場合は、できるだけ速やかに1錠内服を追加する必要があります」

確実に避妊できるの?

アフターピルで避妊できる確率は約80%なので、確実とは言えません。それでも望まない妊娠をして中絶手術をするよりは体へのリスクが低いので、確実ではないとしても飲んでおいた方が良いでしょう」

アフターピルの副作用は?

「国内処方で承認されている緊急避妊薬は1錠内服するだけなので、副作用は数%と少ないです。吐き気、嘔吐などの消化器症状が主ですが、頭痛、めまい、傾眠、不正出血などもあります」

アフターピルはすぐに処方してもらえる?

「最近では中高生の性教育でも緊急避妊の手段としてアフターピルを教えているくらいなので、産婦人科で出ししぶるようなことはありません。ただし、頻回に使用するような薬でもなく、金額的にもハイコストですので、常にパートナーがいて計画的な避妊が必要な場合は低用量ピルをおすすめします。あくまで緊急用だと思ってください」

まとめ

その実態をあまり知られていない「アフターピル」。なんとなく使うことに抵抗がある人もいると思いますが、先生いわく中絶手術をする方が体に負担が掛かるので、妊娠が心配な場合は飲んでおいた方がいいとのことでした。
とはいえ、薬に頼りすぎるのは良くありません。自分の体を守れるのは自分だけなので、妊娠を望まない場合はしっかり避妊をすることが大事です。

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