「子どもができたら結婚のきっかけになるね」安易に発した言葉を後悔…

「子どもができたら結婚のきっかけになるね」安易に発した言葉を後悔…

ひとつ年下の彼と、お付き合いと同時に半同棲生活がスタート。「付き合ってすぐだけど、子どもができたら結婚のきっかけになるね」なんて、軽い気持ちで話していたのですが……。

転職を控えた大事な時期にまさかの妊娠

28歳のとき、ひとつ年下の彼と知り合い、出会って半年でお付き合い。お互いひとり暮らしで家も近く、すぐに私の家で半同棲が始まりました。付き合いが始まった当初から2人とも結婚を意識していて、「子どもができたら結婚のきっかけになるね」なんて話していたのです。

そんな矢先、なんと本当に妊娠が判明! 付き合い始めてまだ3カ月半のころでした。彼に伝えると驚いていましたが、すぐに「結婚しよう」と言ってくれて……。

彼の言葉はうれしかったのですが、私は素直に喜べませんでした。実は、私は看護師をしており、2週間後に迫った新年度から転職する予定だったので、妊娠したまま、新たな職場で働くことができるのか?と仕事に対する不安が大きかったのです。

案の定、転職先に妊娠を伝えたところ、内定を取り消されてしまいました。

彼のだらしない一面を見て出産・結婚に悩む日々

当時の私は「彼との子どもは産みたい。でも、産めばしばらく働けなくなるし、金銭的にも厳しいのでは……」と不安に駆られて泣き暮らす日々。

一方、彼は「頑張るから!」の一点張りで、出産しないという選択肢は、彼の中にはありませんでした。その熱意に押されて私も出産を決意しましたが、ちょうど新型コロナがはやり始めた時期。飲食店で働いていた彼の報酬は、妊娠がわかってから満額支払われたのは2カ月ほどで、あとは半分以下、もしくは報酬未払いという状況でした。

しかも、同棲後に彼が税金と年金を滞納していたことも発覚! 彼はすぐに支払わなくてもなんとかなると考えていたようですが、そんなことあるわけがありません。結局、貯金がほとんどない彼に代わって、私が自分の貯金から支払いました。

一緒に生活をするにつれ、わかってきた彼のだらしない一面、家計の厳しさ。「このまま結婚してもうまくいかないのでは?」「子どもを産むとしても、実家に帰ってひとりで出産したほうがいいのも」とまで考えました。

彼のやさしい一面も見えた同棲生活

でも、その半面、同棲したことで、彼のやさしいところもたくさん知ることもできていたのです。

つわりがつらくて家事ができなくても、「子どもを守ってくれるだけで十分だよ」と言い、文句ひとつこぼしません。仕事から帰ってきたらごはんを作ってくれたり、私が起き上がったり、歩くときは手を差し出して支えてくれます。

私は、彼のだらしないところ、彼のやさしいところなどを全部知った上で、「このまま結婚するわけにはいかない、彼とちゃんと話し合わないと破綻する」と思い、意を決して、彼の収入だけでは金銭的に厳しいこと、このだらしなさが今後も続くのではと不安に思っていることを、正直に伝えることにしました。

すると彼は「自分がこれまで、どれだけ適当に生きてきたかを思い知った。これからは、家族を支えるためにしっかりするから! だから、結婚してほしい」と言ってくれ、心を入れ替える決心もしてくれました。

正直なところ、彼の言葉だけで不安がぬぐえたわけではありません。でも、私も彼を好きだという気持ちは大きかったので、彼の言葉と自分の気持ちを信じて、結婚しました。

まとめ

結果的に、私たちは今はうまくいっていますが、安易に「妊娠したら結婚」と考えるべきではなかったなと、今更ながらに思います。お互いのことをよく知り、先のことを見据えて行動していれば、もっと穏やかな気持ちで妊娠期間を過ごせたはずです。

その後、私はかわいい男の子を出産。飲食業界に勤めていた彼は、コロナ禍で一度は失業したものの、アルバイトとして働き始めた新しい職場で頑張りが認められ、近々正社員として登用してもらえるようです。

私も子どもがもう少し大きくなったら看護師として復職する予定。慎ましい生活は続きますが、素直に妊娠を喜んであげられなかった分、これからは子どものことを第一に考えながら、子煩悩でやさしいパパと3人で楽しい家庭を築いていきたいです。

文/寺山ちひろさん

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