勇気を出して「生理で具合が悪い」と言ってみた
大人になった今は、生理は恥ずかしいものではないと心の中では理解しています。しかし、子どものころから抱いていた思いは、なかなか消えるものではありません。とはいえ、体調不良のときにいつも「風邪で」と嘘の理由を言ってごまかすのも変ですし、嘘をつくことに罪悪感を感じることもあり、「生理で具合が悪い」といつか言えるようになったらいいなと、つい最近、そう思うようになりました。
周囲の人が「生理で具合が悪い」と言っても私自身が「そうなんだ」としか思わないように、たとえ私が「生理で体調がすぐれない」と言ったとしても、誰もなにも感じないだろうとは思います。でも、わざわざ「生理中です」と周囲に知らせることもないかな、という気持ちもあるのです。
そんな中、先日勇気を出して職場の上司に「生理で体調が悪いです」と言ってみました。すると、上司の反応は「そうなんだ、無理しないでね」と思った以上にあっさりしたもので、思わず拍子抜けしまった私。結果的に、生理の話をしたからといって変な雰囲気になることもなくてホッとしましたし、嘘偽りのない体調不良の理由をようやく話すことができて、とてもすっきりしました。
まとめ
職場で「今日は生理で具合が悪くて……」と言えるようになってからは、上司や同僚が「じゃあ座ってていいよ~。ここはやっておくね!」と立ち仕事を代わってくれたり、「生理のときってほんと嫌だよね~」と共感してくれたりして、生理中だと申告することでプラスになることもあるのだと知りました。
「生理は恥ずかしいものではない」と身をもって実感できた出来事です。
著者/うみの るな
イラスト/かたくりこ
監修/助産師 松田玲子
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