私には、韓国に留学している友だちがいます。数年前、彼女の留学先へ遊びに行くことになったので、お土産は何がいいか聞いたところ、日本製のあるものをリクエストされました。私にとっては思いもよらないもので、「お隣の国にわざわざこんなもの?」と思いましたが、聞けば納得の理由があったのでした。
友だちにリクエストを聞いてみた
5~6年前、友だちが韓国の大学に留学して半年ほどたったころ、長期休みを利用して遊びに行くことにしました。「寮だから泊めてはあげられないけど、ごはんとか買い物とかい良いとこ調べておくから何でも言って!」と、かなりお世話になりそうな感じ。
そこで、「日本からのお土産も、何でも好きなものをリクエストして」とメールをすると、「〇〇(メーカー名)の生理用ナプキン、羽つきの昼用と夜用、あともしできたらタンポンも!」と返ってきました。
ナプキンをリクエストした理由
私はそのメッセージを見て、一瞬固まりました。友だちが留学するときは大泣きしてしまったくらいの仲でしたが、一緒にナプキンを選んだことはありません。またこだわりが強い、というよりむしろおおらかな彼女がリクエストするものとしては正直かなり驚きました。
本当にそれで良いのかと確認したところ、当時の韓国の生理用品は、日本に比べると倍くらい高価な割にごわごわしていて肌に合わない、安いものには体によくなさそう、などの理由で使っておらず、現在持っている日本製のものが底をつきそうということだったのです。
いざお土産を渡したら驚きの反応が
ちょっと信じられない気持ちがありつつも、彼女の希望通りの生理用品を、自分だったら3カ月分くらい?というほど大量に、韓国に住む彼女のもとへお土産として持っていきました。
すると想像以上に大喜びで、またびっくり。それまではご家族に頼んで送ってもらっていたそうなのですが、なかなか頼みづらくて……ということでした。また、ほかの日本人留学生にも分けてあげるつもりと聞いて、もっと持ってくればよかったかな、と後悔するほどでした。
まとめ
その後の韓国旅行は彼女のおかげで、現地の人と一緒ならではの本当に楽しいものとなりました。その後彼女は一時帰国のときに生理用品を大量に持って帰ったそう。今では、そんなこともあったねーと彼女との思い出話の1つになっています。
監修/助産師REIKO
著者/oniko
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