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結婚後に驚いた価値観の違いはいくつもありますが、中でも忘れられないのが「タオル」にまつわる出来事です。
金銭感覚や家事分担のような大きな価値観の違いは覚悟していました。しかし、まさかタオルがきっかけで夫の意外な一面を知ることになるとは思ってもいませんでした。
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夫と暮らし始めて間もないころ、義母から大きな段ボールが届きました。「何か食べ物かな?」と思いながら開けてみると、中には大量のタオルが入っていました。
しかも新品のタオルだけではありません。旅館でもらったタオルや記念品のタオル、見たことのないキャラクタータオルなど種類もさまざま。義母は何かのお祝いがあるたびにタオルを贈ってくれました。
さらに義実家を訪ねるたびに、「これ使ってね」とタオルが追加されます。私は「こんなにあっても使い切れないのでは……」と思っていたのですが、夫は違いました。
届いたタオルを見ては大喜びし、気づけば洗面所やお風呂場のタオルがどんどん入れ替わっていました。
さらに、夫と一緒に暮らし始めてから、私はあることに気づきました。なぜか洗濯カゴにタオルがどんどん溜まるのです。
理由は夫の習慣にありました。私の実家では、バスタオルは数回使ってから洗濯していました。しかし夫は「使ったら必ず洗う派」。
理由を聞くと、「洗いたてのふわふわ感が気持ちいいから」と即答でした。
当時は一人暮らし用の小さな洗濯機を使っていたため、数日もするとタオルだけで洗濯カゴがいっぱいに。私は毎日のように洗濯機を回すことになり、少し驚きました。
結局、家事の負担を減らすために大きな洗濯機へ買い替えることになったのです。
さらに驚いたのは、夫独自のタオルルールです。そのこだわりぶりから、私は密かに“タオル奉行”と呼んでいたほどです。
夫いわく、タオルにはそれぞれ役割があります。一軍は顔用、二軍は手拭き用、三軍は掃除用。新しいタオルが入るたびに、これまで一軍だったタオルは二軍へ、二軍だったタオルは三軍へと“降格”していくのだそうです。
しかも家族それぞれ専用のタオルまで用意されていました。
最初は驚きましたが、義実家では当たり前の習慣だったと知り納得。今では洗面所に家族分のタオルが並び、わが家の当たり前になっています。
結婚前は、価値観の違いといえばお金や子育てのことばかり考えていました。けれど実際に暮らしてみると、違いはタオルの使い方のような身近なところにも表れるのだと実感しています。
結婚生活では大きな価値観だけでなく、こうした小さな習慣の違いに驚かされることもあります。だからこそ、お互いの違いを面白がりながら受け入れていくことが、円満の秘訣なのかもしれません。
著者:伊東理恵子/30代女性・2018年生まれ、2025年生まれの姉妹と夫との4人暮らし。育休や仕事復帰を経て、10年以上商社の営業事務に従事。子育てジャンルの記事をはじめ、美容にも関心が高く、美容記事も執筆中。
イラスト:マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)
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