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私たち夫婦は、価値観の違いから、日常のささいな場面でも意見が食い違うことがよくありました。
ただ、本当につらかったのは「価値観の違い」そのものではありません。その違いから生まれるズレを埋めるために、私ばかりが動いていると感じてしまうことでした。
結婚とは、夫を育てることなのだろうか――。そんなふうに悩んでいた日々と、夫への見方が少しだけ変わった出来事についてお話しします。
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私たちは、休日の過ごし方一つとっても、意見が分かれます。私は、せっかくの休みの日は事前に予定を立てて出かけたいタイプ。一方で夫は、その日の気分で過ごせるように、あまり予定は入れたくないと考えています。
息子のおもちゃ選びでも同じでした。
私は「知育につながるかどうか」を基準に選びますが、夫は「今好きなものを思いきり楽しめばいい」と言います。
どちらかが間違っているわけではないと頭ではわかっていても、意見が分かれるたびに小さなズレを感じていました。
価値観の違いがある中で、最終的に調整役になるのはいつも私でした。
夫は思いつきで動くことが多く、先のことをあまり気にしません。そのため、日々の家事や育児はもちろん、外出の準備や忘れ物の確認、子どもの予定管理など、ほとんど全て私が担っていました。
その積み重ねの中で、私は夫に対し「もう一人の子ども」のようだと感じるようになっていきました。
夫と一緒に子育てしているというよりも、夫を横で支えながら生活しているような感覚があったからです。
この人のこと、私が産んだわけじゃないのに……。結婚とは、夫を育てることなのかと、思い悩むことも少なくありませんでした。
ある日のことです。私がインフルエンザで寝込んでしまい、家のことをすべて夫に任せることになりました。
正直、不安はありましたが、夫は淡々と家のことをこなしていきました。子どものごはんを用意し、洗濯機を回し、お風呂に入れ、寝かしつけまでこなしてくれたのです。
多少ぎこちなさはあったものの、生活はきちんと回っていました。
その姿を見て、はっとしました。
「夫は何もしない」というのは、私が思い込んでいただけだったのかもしれない、と。
そして、家事や育児を任せていなかったのも私だったと気づきました。やればできる人なのだと知り、夫への見方が少し変わりました。
いざというときに家を支えてくれた夫の姿を見て、私の中の思い込みは少しずつほどけていきました。
価値観の違いがあっても、それぞれのやり方で家族を支えようとしていたのだと気づいたのです。
完璧でなくてもいい。そう思えたことで、以前よりも少しだけ、肩の力を抜いて向き合えるようになった気がします。
著者:近藤みみ/30代女性・大阪府在住。福祉職として勤務。趣味はスポーツ観戦で、特にバレーボールや春高バレーが好き。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)
※AI生成画像を使用しています
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