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夫とはもともと仲が良く、冗談を言い合える関係でした。何気ない会話の中で軽口を叩くことも多く、それが心地よい距離感だと思っていました。
しかし、夫からの「あるひと言」をきっかけに、夫婦間であっても越えてはいけない一線があるのだと気づかされたのです。
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ある日、子どもを送り出し、パートに行くために慌ただしく身支度をしているときのことでした。朝はいつも時間との闘いで、自分のことは後回し。鏡の前で最低限の準備を整えるのがやっと、というような毎日です。
そんな私を見て、夫がふと「最近また太ったんじゃない? “近所のおばちゃん”って感じ(笑)」と言ってきたのです。いつも通りの軽い口調でしたが、その瞬間、私は何も言えずに固まってしまいました。
体型の変化や見た目のことは、自分が一番よくわかっているつもりでした。だからこそ、あえて言葉にされると、思っていた以上に胸に刺さったのだと思います。
その場ではうまく言い返せず、ただモヤモヤした気持ちだけが残りました。
そのままバタバタと支度を終えて家を出て、いつものようにパートへ向かいました。けれど頭の中では、さっきの夫の言葉が何度も繰り返されていました。
「毎日こんなに頑張っているのに……」そんな気持ちが込み上げてきて、思わず涙がこぼれそうになりました。
家事や育児、仕事に追われる中で、自分なりにやってきたこと。そのすべてを、夫の言葉で否定されたような気がしてしまったのです。
その日のことがずっと頭から離れず、しばらくしてから思い切って夫に気持ちを伝えることにしました。
「冗談なのはわかってるけど、あの言い方はちょっと傷ついた」と、できるだけ感情的にならないように言葉を選びながら話しました。
すると夫は少し驚いた様子で、「そんなふうに思ってるとは思わなかった」と言い、「いつも家のことも子どものこともやってくれて、本当に助かってるよ。ありがとう」と続けました。
普段はあまりそういう言葉を口にする人ではなかったので、そのひと言に、張りつめていた気持ちが少しずつほどけていくのを感じました。
それと同時に、自分の中にあった本当の気持ちにも気づきました。
私は、ただ見た目のことを言われたのが嫌だったわけではなく、「毎日頑張っている」と認めてもらいたかったのだと思います。特に家事や育児は、その頑張りを人から認めてもらえる機会はほとんどないものです。
だからこそ、夫のあのひと言が引っかかってしまったのだと、あとから理解しました。
今回の出来事を通して、いくら夫婦や親しい間柄であっても、言っていいことと、そうでないことがあるのだと、あらためて実感しました。それと同時に、私は夫に対して「頑張りを認めてもらいたい」と思っていた自分の本心にも気づくことができました。
これからは、私自身も夫に対して、日々の感謝や思いをきちんと言葉で伝えていきたいと思っています。
また、無理のない範囲で自分自身の体型や容姿にも少しずつ気を配りながら、お互いの変化を受け止め合い、認め合える関係を築いていきたいと感じています。
著者:宮田しほり/30代女性・2019年、2022年生まれの男の子2人を育てるママ。おでかけ情報や女性向けの情報を扱うライターとして活動。自身の経験をもとに、女性の人生が楽しくなるような記事の執筆を心がけている。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)
※AI生成画像を使用しています
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