「私と結婚してください!」交際5年の彼に逆プロポーズ!直後…彼が突然バッグに手を伸ばして!?
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妻が里帰りで実家へ戻ったときのエピソードです。最初は、「誰にも気をつかわず、自由に生活できる…!」と少しワクワクしていました。ところが、実際に生活が始まると、思った以上に部屋が静かで……?
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仕事を終えて家に帰っても、とにかく部屋が静かでした。妻と2人で暮らしていたときよりも、自分の生活音が良く聞こえ、部屋にうまくなじんでいない感じがしたのです。
洗い物をしたくなく、ご飯もかなり適当に。冷蔵庫にはペットボトルと調味料くらいしか入っていませんでした。
妻といたときには、何気ない会話をして1日を終えていたのですが……。妻がいなくなってからは、話をすることもなく、夜が妙に長く感じられるように。眠る前に、暗い部屋でスマホを見ながら「父親になるってどんな感じなのかな」とぼんやり考える日々が続きました。
そんな生活の中で、楽しみだったのは妻からくるメッセージ。「今日は良く働いていた」とか「健診でこんなことを言われた!」とか、小さなやり取りでした。
夜にビデオ通話をすることもありました。画面越しに映る妻のおなかは前よりも大きくなっていて……。「赤ちゃんが育っているんだな」と当たり前のことを思ってほっこりしていたのです。
ところが、通話が終わったあとは部屋が急に静かになります。しんみりとした雰囲気と同時に、「自分は本当に父親になれるのか?」とまだどこか他人事のようでした。しかし、エコー写真は何度も見返し、子どもが生まれるうれしさを噛みしめていました。
今振り返っても、当時ひとりきりで過ごした夜は、不思議な時間でした。
こうした日々を過ごしながらも、あっという間に妻が出産日を迎えました。出産後、妻と子どもを迎えに行った日のことは、よく覚えています。
チャイルドシートに乗った息子は思っていたよりずっと小さく、抱っこをするだけでとても緊張しました。こうして、わが家に3人で帰宅。あれだけ静かだった家に、音が戻ってきたのです。
夜中に子どもが泣いて起きたり、妻や僕がミルクを作ったり。眠い中大変なのですが、不思議とひとりでいたときよりも楽しいと思えました。
子どもが生まれてから、わが家のリビングは物で溢れかえっていて、子どもの声が騒がしい日もありました。それでも、妻が里帰りしていたときの静かな生活に戻りたいとは思いません。騒がしくて慌ただしい日々だからこそ、幸せを感じられたのだと思います。
◇ ◇ ◇ ◇
妻が里帰りしている間、周りの人から「ひとりの時間が増えてラクそうだね」と言われることがありました。しかし、実際には家族がいる生活に慣れたあとだからこそ、少し寂しいと感じる生活でした。あの時間があったからこそ、誰かと一緒に暮らすことの安心感を、前よりも強く感じられるようになったと思います。
子どもの夜泣きで起こされ、夜も朝も毎日バタバタとしていた生活。それでも、リビングから聞こえてくる子どもの声や笑い声を聞くたびに「家族になれてよかったな」と思いました!
著者:大石浩志/40代男性・香川県在住。IT系企業に勤める会社員。本を読むことが好き。
イラスト:ののぱ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)
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