
自分で言うのもなんですが、私はとても純粋で、大人が想像する「小学生らしい小学生」でした。だからか、初潮がきたときには意味がわからなくて、トイレの個室の中で大パニックになってしまったのです。すると、同級生のある女の子がトイレの外から声をかけてきて……。
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男女の違いを理解していなかった小学生時代
大人になった今の私は、あまり背が高くなく、その印象も相まって「童顔」と言われることが多いです。しかし、小学生のころはむしろ同級生と比べて背は高いほうで、周囲の大人からは「大人っぽい」と言われていました。発育もいいほうで、友人から「巨乳」とからかわれることも多々ありました。
発育がいいとは言っても、当時の私は男女の差をあまり理解しておらず、男の子がイタズラで着替えを覗いてもあまり気になりません。男子と女子で更衣室を分けることも「必要があるの?」と疑問に思っていたほどです。
精神的には周りの友人たちのほうが成熟していて、同級生の女子たちは男子が胸の揺れを見てくるとか、プールの最中にいやらしい目で見られるなどと、憤慨していました。そんな中、私は「そんなに嫌がることなのかな? 別に叩かれたり、悪口を言われているわけじゃないのに」と感じていたのです。
トイレの個室に入ってパンツを見てみると…
男女の違いもよくわかっていなかった私に、ある日の放課後、事件が起こりました。この日は友人何人かと校庭でドロケイをして遊んでいたのですが、しばらく走り回ったあと、下着が濡れたような感覚があったのです。
「え? お漏らしした?」。当時小学4年生だった私は下着が濡れた理由は1つしか思い浮かばず、非常に焦りました。「10歳にもなってお漏らしなんて、親になんて言えばいいんだろう」。そんなことをぐるぐる考えていて、遊びにまったく集中できません。そんな中、おなかが痛くなってきます。そのうち、走ることもできなくなってしまい、思わず立ち止まってしまった私。すると、私の異変に気付いた友人のNちゃんから「どうしたの?」と尋ねられました。
おなかが痛いこととトイレに行きたいことを伝えると、Nちゃんはトイレまで付き添ってくれることに。Nちゃんと一緒にトイレまで行き、ひとりでトイレの個室に入って急いでパンツを下ろすと、そこには驚きの光景が。なんと、パンツに血がついていたのです。私は何が起きたのかわからず「え? なんで?」と、頭が真っ白になりました。そして、どうしたらいいのかわからず、個室の中で泣き出してしまったのです。
すると、私の泣き声が聞こえたのか、Nちゃんが個室の外から「どうしたの? 何かあった? まだおなか痛い?」と声をかけてくれ、私は泣きながら「どうしよう……病気かな?」と、パンツに血がついていたことをNちゃんに告白しました。
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