
学生時代から重い生理痛に悩んでいたという女性。彼女は「生理痛の相談」のついでに受けた子宮頸がん検診で、あることが判明したというお話です。
ひどくなった生理痛で、産婦人科を受診
22歳のころの話です。 高校生くらいから生理痛が重くなった私は、だんだん不安になり、産婦人科に行きました。
受診後、医師からは「うーん、原因はまだわからないですね。生理以外の日には当帰芍薬散、生理中は芍薬甘草湯という漢方を飲んで様子をみましょう。漢方を飲んでも治らなければ、ピルの服用も考えた方がいいかもしれません」とのこと。
また、「子宮頸がんの検査も受けてないので、やっておきましょうか」と言われ、ついでに受けることにしました。
「ついで」の子宮頸がんの検査結果でわかったのは…
後日、子宮頚がんの検査結果が出たとのことで、再度、産婦人科へ。
結果は「軽度異形成」でした。
医師からは「生理痛がひどいのも、そのせいかもしれませんね。軽度異形成という状態は、現状では治療をする段階ではありません。でも、経過観察が必要です。これが進行してしまうと、手術をしたり、最悪子宮全摘になったりすることも考えられるので」との説明があり、私は不安でたまらなくなりました。
あのときの受診がなかったら…
当時付き合っていた彼にも、このことを伝えなければなりません。
彼は大の子ども好き。そんな彼に私は「将来、私は子どもを産めないかもしれない」と、号泣しながら伝えました。
しかし、そんな私を彼は受け入れてくれたのです。そして、がん検診を半年に1回に受けながら、23歳で結婚。翌年24才で無事に妊娠・出産し、子どもを授かることができました!
現在私は25才。現在も半年おきくらいに子宮頸がん検査を続けており、現在は中度異形成。今月がん検診を受けて、結果に変わりがなければ、細胞をとって、さらにこまかい検査をしたほうがいいかもしれない、と言われています。
もしあのとき産婦人科に相談に行かなかったら、子宮頸がん検診を受けなかったら、病気の進行に気づかないままだったら、子宮全摘となっていたら……。
当時若かった私は、産婦人科に行くのが嫌で嫌で仕方ありませんでしたが、あのときの受診がなかったら、子どもに会えていなかったかもしれないと思うとぞっとします。本当にあのとき、病院で検査をしてよかったと思っています。
監修/助産師REIKO
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文/kaedeさん
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