【子宮から巨大腫瘍が飛び出した話 第5話】これまでずっと生理不順や不正出血に悩まされ、中用量ピルでの治療を続けてきたひぽぽさん。しかし、時には大量に出血してしまうことも。2018年6月某日、夜から明朝にかけて大きな血の塊が次々と出て止まらなくなってしまい、貧血になり床に倒れてしまいます。その後、気づいた夫によって病院に担ぎ込まれたのですが……!?
連載を最初から読む:「ドボンッ」トイレで出産!?異常と気付いても止めるすべはなく #子宮の腫瘍が飛び出した 1
子宮筋腫ではなくて、実は…
自宅で大量出血を起こし、貧血と出血性ショックで床に倒れてしまったひぽぽさん。医師によると「子宮筋腫ができていて、それが子宮の外にまで飛び出してしまっています」とのことで、筋腫を切除する手術を受けたのち、取り除いた腫瘍は病理検査(顕微鏡で細胞を調べる検査)に出されました。
貧血状態が続いているひぽぽさんは、経過観察のため、数日ほど入院生活が続きます。そんな中、いろいろなことが重なって精神的にうつになってしまい、「早く退院して家でゆっくり休みたい」という気持ちが強くなっていき……。

手術が終わったあとは特に必要な処置もなく、ただ貧血状態が回復するのを待っているひぽぽさん。術後の微熱やおなかの気持ち悪さは続いていましたが、病院にいても家にいても寝ているだけなら家のほうがいいと判断し、医師に「退院したいです」と相談します。
すると、「まだ貧血がひどいので心配ではありますが……出血さえなければ大丈夫なので、夕方に内診して異常がなければ退院OKとしますね」と言ってもらえました。

夕方の内診を受けたとき、病理検査の結果も教えてもらったのですが……子宮筋腫だと思っていたものを顕微鏡で調べてみると、実は子宮内膜ポリープだったのだとか。いずれにせよ、大量出血の一因となっていたものを取り除くことはできたので、あとは退院に向けて体調を回復させるだけです。
しかし……

せっかく医師から退院許可をもらえたのに、再び出血してしまいました。
「そろそろ生理がくる時期なので、数日ほど出血が続くかもしれません」と医師に相談すると、「退院するのは大丈夫なのですが、貧血はあいかわらずひどいので……出血量が増えそうな場合はプラノバール(中用量ピル)を飲んで、一旦生理を止めてくださいね」との指示が。
コメントを書く