【異常妊娠から癌になった話 第23話】ある日、妊娠が判明した月野ねこさんは、夫と「やった〜! 3人目だね」と喜び合いました。しかし、後日に婦人科を受診し、超音波検査や内診を受けたところ、医師に「残念ですが…異常妊娠です」と言われてしまい……。
★連載を最初から読むなら:「残念ですが…赤ちゃんは育ちません」地獄の始まりは異常妊娠だった #妊娠したら癌になった話 1
突然の手術宣告に、夫婦の反応は…
侵入奇胎(※)になってしまい、抗がん剤での治療を始めた月野ねこさん。数カ月後、異常だったホルモン値が落ち着いてきたため、抗がん剤の代わりにホルモン剤(中用量ピル)を用いた治療に変更となりました。
ホルモン剤での治療を開始して1カ月が経過したある日、主治医(婦人科医)から「一度、肺の病変を調べる必要があります。呼吸器外科の先生が診てくれるそうなので、急ですが、明日病院に来てくれますか?」と、不穏な連絡が。翌日、夫に付き添ってもらい、病院を訪れると……。
※侵入奇胎とは、胞状奇胎(異常妊娠・絨毛性疾患の1つ。本来は胎盤になるはずの絨毛が異常増殖し、ぶどうのような粒がたくさん子宮内に発生する)の細胞が、子宮内の筋肉や血管内に侵入した状態のこと。前がん段階といわれている。



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