結婚生活でまず戸惑うのが、パートナーとの生活してきた環境の違い。そのなかで私がもっとも戸惑い、慣れるまでに時間がかかったのが夫の実家での食事のルールです。私の家族内ではマナーが悪いとされていたことが夫の家族のなかでは当たり前! その食事のルールとは?
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大皿は直箸で取るのが基本
食事はそれぞれの家庭に食べ方やマナー、ルールに違いがあると思いますが、私の実家では大皿で取り合うおかずの場合、その大皿には基本取り箸が置いてありました。しかし、夫の家族での食事は大皿は一皿のみで、そのほかのおかずは一人ひとり各々のお皿に既にのっていました。
そして大皿には取り箸がなく、直箸で取るスタイル。私は嫁の立場でもあるため、直箸で大皿のおかずを取ることが失礼だと思っていましたし、義父や義母が直箸でおかずを取っているのを目にして、「同じお皿のものを食べるのに…」となんだか抵抗がありました。
お箸は逆さにしないのが基本
箸を上下逆さにして使う「逆さ箸」という方法もあります。でも、逆さ箸が衛生面でよくないこと、逆さ箸を嫌う人がいること、逆さ箸が失礼と感じる人もいる――。これらのことは承知の上でしたが、結婚当初は直箸でおかずを取ることのほうが失礼だと思っていた私は、戸惑いながらも逆さ箸でおかずを取ることに。
それを見た義父に「お箸を持つところでおかずで取るのはやめていいよ。もう家族なのだから直箸でどうぞ」と言われ、義母も「気をつかうわよね、でも気にしなくていいよ。私もこの家にきて逆さ箸を使わないようになったのよー」と言ってくれました。
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