
小学校4年生の夏休みに突然訪れた初経。私の通っていた小学校では、林間学校がおこなわれる直前である5年生の保健の授業で生理について学ぶことになっていたため、4年生の当時、私はまだ生理のことを知りませんでした。それゆえに……。
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それは突然にやってきた
私が初めて生理を経験したのは、小学4年生の夏休みでした。白の短パンで友だちとグラウンドに座って話をしたり、ドッジボールで遊んだりしていたとき、後ろにいた友だちから「あれ? おしりのところなんか汚れてるよ?」と言われたのです。実際におしりを見てみるとたしかに土汚れのような茶色い汚れが。
このとき、生理というものをまだ知らなかった私たち。私は「さっき草滑りをしていたからその汚れだろうな」と思い、おしりを払いましたが汚れは取れず……。友だちと「何だろうね……」と話しながらも、遊んでついた汚れだと思い、そのまま遊び続けました。そして、しばらくして近所のコンビニへおやつを買いに行こうということに。
その日は顔馴染みの女性店長さんと、いつもやさしい中年の女性の店員さんがいて、私がお菓子を選んでいると店長さんが近寄ってきました。そして、「今日はもうお家に帰りなさい。おしりが汚れてるからお母さんに言うのよ」とやさしく言われたのです。
「おしりが汚れている子なんてたくさんいるのにな〜」と不思議に思いながらも、私は店長さんに言われた通り、帰宅することにしました。
お母さんからの第一声に戸惑う
帰宅し、母にズボンの汚れのことを話した私。「気が付いたらズボンのおしりのところだけ汚れていたの。土かと思ってたけど汚れが取れない、うんちかなって思ったんだけど臭いもしなくてさ……」と言うと、母が戸惑った表情でズボンを見てくれました。
すると、母は「あら、もうそんな年頃なのね」と、私に着替えてくるよう言いました。このとき、私は母の言っている意味がわからず、頭の中にはたくさんのクエスチョンマークが。言われるがまま着替えてくると、母が私に目線を合わせるようにかがみ……「女の子はね、体が大人になる準備をする『生理』というものがあるの。きっとまだ学校で習ってなかったから、びっくりしたわよね」と話してくれたのです。
そのあとすぐに母はナプキンを持ってきてくれ、付け方を教えてくれました。生理というものが始まったこと、ナプキンのつけ方を学んだ私でしたが、母はもっと重要なことを教え忘れていたのです。
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