
私が中学1年生のときに起きた出来事です。私の初潮は周りの子たちよりも遅く、小学6年生のときでした。そのため、生理の周期がわからず「血が出てからナプキンをつける」ようにしていたのです。幸い、これまでは休日や学校終わりの自宅にいるタイミングで生理がきていたので困ることはありませんでした。しかし、中学1年生の秋、学校にいるタイミングで生理がきてしまったのです……。
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真っ赤に染まった体操着
お昼休みが終わり、5時間目の体育の準備をしたあとでした。体操着に着替えた私はひとりで体育館に向かおうとすると、クラスメイトの女子数人が声をかけてきました。「体操着に血が付いてるけど……」。
その言葉に驚いた私は、こっそりおしりに手を伸ばしました。するとうっすらと指に経血が付着したのです。それを見てさらにパニックに……。声をかけてくれたクラスメイトもどうしていいかわからず、みんなでオロオロし出してしまったのです。
焦る私、助けてくれたのは…
パニックになった私たちの前に現れたのは、幼なじみの女子。彼女は幼いころからずっと一緒で、中学へ進級しても同じクラスでした。彼女はすぐに自分が着ていたジャージを脱ぎ、経血が隠れるよう、私の腰の辺りに巻き付けてくれたのです。
さらに私に「ジャージのズボンはある?」を聞いてきて、あることを伝えると「トイレで着替えてきな」と促してくれました。当時の学校は秋や冬になると、半袖半ズボンの体操着の上から、長袖長ズボンのジャージを着て体育の授業を受けます。その日はさほど寒くはなかったので、私は教室に置いていたのです。
その後、彼女は私と一緒に体育の担当教員の元へ行き、「大事をとって、今日は見学にさせてあげてほしい」と伝えるところまでしてくれました。
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