
ナプキンから始まり、長く変わりばえのしなかった私の生理用品とのおつきあい。いつもモレや臭いを気にしていた日々が、月経カップとの出合いによりガラリと変わりました。月経カップの購入に至った経緯と、実際に利用した感想をお話しします。
月経カップを知ったきっかけ
私が初めて月経カップの存在を知ったのは3年前、何気なくカナダのWEBサイトで見かけたことがきっかけです。経血を吸収させず、器そのものを腟内に入れて経血を溜めるという、あまりにも直接的な方法にびっくり。
気になってネットで調べてみると、北米やヨーロッパなどではすでに定番化してきている様子。しかも、経血が空気に触れないことで、臭いの悩みが解消すると知り、興味がむくむくと湧いてきて、早速購入に乗り出しました。
月経カップをネットで探して購入
さて、店頭では見かけることのない月経カップをどうやって入手するか、やはりここは通販の出番でしょう!と、Amazonと本場アメリカの健康系通販iHarbで検索。
いくつか候補を絞って比較検討し、取っ手の形状が取り出しやすそうで、なんとなく安心感のあるドイツ製というところが気に入り、「メルーナ」のMサイズを除菌洗浄剤のタブレットとともに購入することにしました。
うまく入れられるか不安だったけれど…
手元に届いた次の生理から早速実践してみました。シリコンでできたベルのような形状のカップが、果たしてスムーズに挿入できるのか? 普段からタンポンを使用していたのであまり抵抗感はありませんでしたが、心配でした。
生理初日は経血が少ないので摩擦が大きく痛みがありましたが、2日目、3日目は痛みなくスムーズに挿入。カップを折りたたんで挿入したあとに、腟内でカップがうまく広がらないとゴロゴロするので、少し腰を回すとポクッとカップが広がる感覚がありました。カップが開いたあとは違和感も痛みもありませんでした。
取り出し成功でひと安心
挿入はうまくいき、立ち上がったときのドロッ感もなく快適です。もしものためにナプキンも併用しましたが、うまく挿入できたのでモレもほとんどありませんでした。
取り出しはというと、経血量が多い日にはタプタプと液体が波打つ感覚があるので、満杯になる前に取り出します。下腹部にフッと力を入れると取手部分が出てくるので、経血がこぼれないようにそっと引き抜きます。
この瞬間、経血の臭いがほとんどしないのに感激しました。臭いのもとは経血が空気に触れて酸化するからだということが体感できました。
まとめ
私の場合は、ほとんど抵抗感なく月経カップを使用できました。よかったことは、使用済の生理用品の廃棄に悩まなくなり、臭いがほとんど気にならなくなったこと、そして生理用品の購入費が減ったことです。ただし、出先で安心してゆったりと作業ができる清潔なトイレがない場合はタンポンを使うなど、状況に応じて使い分けをしています。
監修/助産師REIKO
著者:虹原つぐみ
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