「怪しい…」デート中、妙なアイコンタクトをとる彼。視線の先の女性の正体は…

彼とカレーを食べに行ったときのことです。食事中、何度か彼の視線が私ではなく、私の後ろのほうに向くときがありました。彼の視線の先にはひとりの女性。何か怪しさを感じた私は……。

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知り合いなの？彼に聞くと

カレー屋に入った私と彼。食事をしていると、彼がチラチラとあるテーブルに視線を送っていることに気付きました。「私は一体何だろう？」と思い、後ろを向くタイミングで確認してみると、そこにはひとりの女性が。

たまたま入ったお店で、たまたま食事をしていた女性をチラチラ見ている彼。たしかにかわいらしい女性でしたが「何か怪しいなぁ」と女の勘が働きました。

そして、私がトイレに立ち、彼の元へ戻る際、なんと彼とその女性がバッチリアイコンタクトをとっているところを目撃したのです。「これは何かある！」と確信し、席に戻って彼に「知り合いなの？」と聞きました。

すると彼は「さぁ……？」とすっとぼけ。そんなことはないだろうと追及すると、あの女性は彼の元カノであることがわかりました。たまたま入ったお店に元カノがいたのだそうです。それならば下手にごまかさず最初から言ってくれたらよかったのに……。恥じらいながら視線を送ったり、アイコンタクトをしたり、さらにそれをはぐらかそうとする様子に、どこか彼のうしろめたい気持ちを感じて私としてはモヤッとしてしまい……。

結局、お店を出たあとケンカになってしまったのでした。今でも彼が元カノと意味ありげにアイコンタクトをとっている顔は、忘れられません。

著者／伊藤知代
イラスト／ほや助

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