「言い寄られてさ～」彼女がいるのに、モテアピールが激しい彼氏。でも実は…！？

私が高校生のころのお話です。私には高校1年生から3年生までの3年間交際していた、違う高校に通う同い年の彼氏がいました。もちろん、最初は彼のことが好きでしたが、だんだんと彼の「大口」が気になるようになって……別れたあと、彼の衝撃の事実を知ることとなったのです！

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別れたあと、彼の言動の真意が！？

私が高校生のころ付き合っていた彼氏は、とにかく「俺はイケてる」感を出している人でした。見た目はそこまで悪くなく、ホスト風の長くてまっすぐな前髪に、後頭部の毛はツンツンに立てて……というヘアスタイルをしていた彼。そんな彼のことが好きだった私ですが、2、3年と交際を続けるうちに彼の言動が気になるようになりました。

彼は「俺は学校イチのかわいいギャルと毎朝一緒に登校してるんだよ」と、なぜだか私の前で仲が良いという女友だちの話ばかりをするようになったのです。当時の私は、「どうして彼女がいるのに女の話をするの？」と嫉妬して機嫌を損ねることも多くありました。

その後、高校卒業のタイミングで彼とはお別れ。私が高校卒業後に働き始めると、その勤め先で、彼がよく話題に挙げていた「ギャルの友だち」を知る子に出会いました。もう彼とは別れていて、嫉妬も何もないのですが、単なる興味で私は彼とギャルの友だちとの関係を聞いてみることに。

すると……当時の彼氏の話はとんでもないウソだったことが判明！ 彼が言っていた「ギャルの子」はいましたが、彼とはクラスメイトとして接している程度の関係だったのだとか。「毎朝一緒に登校するほど仲が良い」なんてウソだったのです。なんなら、「ギャルの子」は、私の元カレに興味などまったくなかったのだとか。

彼は「俺はイケている」「ギャルと仲良し」「だから学校の中でもイケていて、モテている」というイメージを植え付けたかったのだ～と感じ、「とんでもなくダサい……」と思ってしまったのでした。

平気な顔でウソをつき、毎日ウソをつき続けることができちゃう人もいるのだと衝撃を受けた出来事です。恋愛だけでなく人との関わりにおいて、内面をしっかりと観察して、言っていることとやっていることにウソはないのか、しっかりと見極めないといけないなということを学びました。

著者／鮎川蘭
イラスト／アゲちゃん

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