「ババババッ」デートの待ち合わせ場所に響く轟音。よく見ると、音の正体は彼で…!?
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知人に紹介された男性と2回目のデートをした私。夜ごはんを食べた後、そろそろ帰りたいという雰囲気を出しても、相手はなかなか帰ろうとせず。次第に男性の言動が怪しくなっていき……。
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知人に紹介された男性と、2度目のデートをしたときの話です。最初のデートはお昼を一緒に食べ、とてもやさしく気づかいができる方だと思い、「また会いたい」と連絡をして2度目のデートに誘いました。
この日は映画を見た後に夜ごはんを食べたのですが、どことなく相手の雰囲気が前回と違うような……。男性の車に乗せてもらって家から離れた場所に行っていたので、あまり遅くなってもよくないと思い、食事が終わったタイミングで「そろそろ」と帰る素振りをしました。
しかし、男性はなかなか帰ろうとしません。なにかと理由をつけて話を長引かせているような感じがしました。
最初はなぜ帰ろうとしないのか疑問だったのですが、「もう遅いよね」「明日は休み? 俺も休みなんだ」など、徐々に自分の家に誘うなような喋り方になっていき……。最終的には、「今日一緒に寝たいな〜」「イチャイチャしたくない?」など体の関係を持とうとしてきました。
私はまだそうした関係になるつもりはなかったので、「帰ります」ときっぱり拒否。すると男性は、露骨にがっかりした顔になったのでした。
その後、会話もほとんどなく車で家に送ってもらったのですが、しばらくすると男性から「奢ったお金を返してほしい」とのメッセージが。私は無視し、それ以来メッセージがくることはありませんでした。
体目的だったのか、帰りたいと言ったことで脈なしだと判断されたのかはわかりませんが、どちらにしろ、この男性とはご縁がなかったようです。
著者/東まれい
イラスト/もふたむ
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