「汚い年寄りは場違い」パーティーで僕の母を見下す社長令嬢。すると社長は慌てて「実家から出て行け」
目次 1. 僕の母親を見下す社長令嬢 2. 社長が駆け寄ってきて… 3. 傲慢なA子の末路 傲慢なA子の末路 「えっ!?」と動揺するA子に対し、母 …
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私と元カレとの出会いは、友だちを作りたくて軽い気持ちで始めたマッチングアプリでした。彼とは話も合い、しかもプロフィール写真は私のタイプ! よく連絡もしてくれるので徐々に気になる存在になっていきました。そして、何度か連絡を重ね初デートが決定!
当日、待ち合わせ場所に向かうと彼がすでに待っていました。初めて対面する彼は写真とは少し違う印象で、ちょっぴりがっかりしたことを覚えています。しかしせっかく会えたんだからと、気を取り直してデートを開始。
するとやっぱり話は楽しいし、彼への好意がさらに大きくなっていきました。今日のデートが楽しいものになればいいなと思いながら2人で並んで歩いていると、急に彼が手を絡めてきて……。このとき、私たちは出会ってまだ数分しか経っていません。ましてや付き合ってもいません。それなのに何も言わずサラッと手を繋ぐ行為に、女性慣れしていると感じました。
ただ、このときなぜだか「あれ?大丈夫かな」と違和感を覚えました。それでも、当時の私は流されてしまい……。男性経験も少なかった私は慣れた様子でエスコートする彼に押される形で、なんと初めて会った当日にお付き合いをスタートすることに。しかし、住んでいる場所が遠かったため頻繁には会うことができませんでした。
それでもよく連絡をくれていたので安心していたのですが、それも最初のうちだけでした。彼に対する私の気持ちが大きくなるにつれて、相手の気持ちが下がってくるのが目に見えてわかるようになったのです。
私が連絡をしても既読無視は日常茶飯事で、喧嘩ばかりが増えていきました。
彼と付き合ってから数カ月が経ったころ、仕事が終わっているであろう時間帯や休日もなぜだか連絡がとれない日が続きました。怪しいと思った私は、彼のSNSをチェック。するといまだに元カノとの関係がしっかり切れていないことが発覚したのです。しかも元カノには「私との関係を終わらせるから待っていてほしい」と話していたようです。
そのやりとりに腹が立ちましたが、惚れた弱みであまり強くは言えず、ましてや別れを決意することすらできませんでした。それだけでもかなり舐められていると思うのですが、さらに元カノ以外にもアプリで他の女性と連絡を取り合っていることが発覚……。
詳しいことはわからなかったのですが、おそらくそのとき他の女性と浮気されていた可能性が高いです。今までの恋愛で浮気をされた経験がなかった私は体の力が抜けてしまい、大号泣するという悲惨な事態となってしまいました。
当時の私はとにかく結婚がしたくて焦っていました。しかしこんなダメンズとの恋愛を続けていたら私はずっと幸せにはなれないと思い、ついに彼との別れを決意します。今までの楽しかった思い出が蘇ってきてなかなか離れられずにいましたが、つらい思いを断ち切って別れを告げ、元カレの連絡先をブロック。思い出の品もすべて捨てました。
それから私は次に出会いたい男性の特徴を紙に箇条書きしていきました。「嘘をつかない人」「私だけを愛してくれる人」など、望むことすべてを書き出しました。ちょっとおこがましいような内容もありましたが、誰かに見せるわけでもないので関係ありません。
すると数カ月後、紙に書いた通りの人と出会うことができたのです。それが今の夫。夫に出会ってから私は本当の愛というものを知った気がします。それから数年間は元カレから様子伺いの連絡がきましたが、すべて無視しています。
当時は本当につらく、いなくなってしまいたいと思うほどでしたが、今思い返すとあの嫌な恋愛は幸せな結婚をするための試練だったのかもしれません。今は手に入れた幸せをもっと大事にして、これからも夫と一緒に素敵な日々を過ごしていきたいと思います。
著者/佐久間咲
作画/しお
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