髪の毛がそこらじゅうに…まさに「汚部屋」だった彼氏の家。耐えられなかった私は!?
「汚いから」と、私を部屋にあげることを拒んでいた彼氏。諦めずに「行きたい」と言い続けたところ、ついに家に行くことができたのですが……。 目次 1. …
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「あのころよりきれいになっていて……気づきませんでした」
そう伝えると、彼女は急に謝ってきました。
「あなたにキツく当たってたのは、寂しさと悔しさがあったからなの。やさしくしたいのに、目が合うたびに“どうして覚えていないの”という気持ちが、ぐるぐると渦を巻いてしまって……」
そしてビールを口にした彼女から「もう、思い出してくれた?あの約束も?」と言われ、突然頬にキスをされたのです。
その後、宿泊先のビジネスホテルの部屋に戻っても、僕の胸の高鳴りは収まりませんでした。あのときはお互い子どもでした。そんな中での「結婚の約束」を彼女はずっと覚えていて、真剣に信じていたなんて……。
「……かわいすぎるだろ」
気づけば、そんな言葉が自然と口からこぼれていました。
翌朝、ホテルのロビーで顔を合わせた際、僕たちの間にはとても気まずい空気が……。それは、帰宅のための新幹線の中でも変わらずでした。そんな空気に耐え切れず、僕が何か話そうと考えていると、彼女の方が「昨日……」と口を開きました。
やばい、昨日のことを話すつもりだ。とドキッとしてしまった僕は、慌てて「お、お茶買ってきますね!」と席を立ってしまいました。そして新幹線のトイレの前でひとり、深呼吸しながら心の中では「あぁぁあああ!!ダメだ……普通にできないっ」と叫んでいました。
結局、終点まで沈黙が続き……駅で会話がないまま別れようとした際です。彼女が小さな声で「ごめんなさい」と言ったのです。
それから彼女の態度は少し変わりました。前みたいに厳しい口調では接してこないのです。同僚からは「課長、最近お前にやさしいな」「良かったな」と言われましたが、僕の中では少し寂しくも感じ、複雑な気持ちになってしまいました。
そしてこのとき以降、彼女が他の男性社員と外出するのを見て、「いいなぁ……僕も彼女と一緒に行きたい」とつい独り言を口にしてしまったり、仕事について「何かお手伝いできることはありませんか?」と声をかけても「大丈夫。お疲れ様」と言われ寂しいと感じてしまったり……。自然と彼女のことばかり考えてしまうように。「あのときの約束通り、結婚してほしい」と言ったら、彼女はどう返事をしてくれるのか……そんなことを考えてしまうことも増えました。
気づけば、彼女への気持ちを抑えられないようになっていたのです。
そしてある日の仕事終わり、思い切って彼女を食事に誘いました。居酒屋の個室に2人きり。緊張しながら僕は切り出しました。
「約束、覚えていますよね?」
彼女は「え、約束って……」と戸惑った顔に。
「15年前の約束です」と、僕はまっすぐ彼女の目を見て伝えました。すると彼女は少し笑って、「覚えてないのは、あなたのほうでしょ?」と返すので僕は言いました。
「覚えていますよ……だから、その約束を守ってほしいんです。僕と、結婚してください」
僕の言葉に彼女は驚いた表情を見せ……「……酔ってるの?」と言うので、「酔ってません。本気で言ってます」と返しました。
「あなたが惚れさせたんですよ。責任、取ってください」
その言葉に、彼女は目を潤ませながら、小さくつぶやきました。
「責任……とっちゃっていいの? 約束、果たしてもいいの?」
僕は力強く頷いて、「もちろん、いいですよ」とやさしく答えました。すると彼女は、ぽつりと心の奥を明かすように「私……嫌われたんだと思ってた。でも、やっぱり諦められなかった」と言ったのです。
「僕も……あなたのことが大好きです」
気づけば、僕たちは自然と顔を近づけ、そっと唇を重ねていました。
そのとき、タイミングを見計らったように「ご注文お決まりですかー?」と店員さんが。僕たちは慌てて体を離し、照れ笑いを浮かべながら、メニューを手に取ったのでした。
あれから、僕たちは交際を始めました。会社では相変わらず冷静な彼女ですが、プライベートでは全然違う表情を見せてくれます。待ち合わせ場所に着いた僕が彼女を見て「かわいいね」と言うと、「え、ほんとに……?」と照れくさそうに笑う彼女。
苦手だと思っていた上司が、こんなふうに僕のことを想ってくれていたなんて。今は、そんな彼女とラブラブな関係で、毎日が幸せで仕方ありません。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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