「あそこは…」イチョウ並木デートに乗り気でない彼氏。強引に連れて行くと理由が判明し!?
目次 1. 乗り気ではない彼氏 2. イチョウ並木に行くと… 3. まとめ 乗り気ではない彼氏 地方から上京して、すぐに付き合った彼氏とのことです …
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「やけど、大丈夫でしたか?」
翌日も定食屋を訪れると、大将が真剣な顔で声をかけてきました。
「娘が失礼をして、本当に申し訳ありません」
「いえ! 僕が仕事中に話しかけたせいですし…」
僕と大将のやりとりを聞いていたAが、突然言い出しました。
「私にあなたの家事のお手伝いをさせてください!」
Aは僕のやけどが治るまで、洗濯や掃除、朝ご飯の用意などできることをしたいと言うのです。
僕はまさかの展開に戸惑いましたが、大将からも「やけどがひどい間は、家事を手伝うべきだ」と言われ、結局僕は甘えることにしました。
翌朝からAは本当に家に来て、朝食を作ってくれたり、僕が会社に行っている間に掃除や洗濯を済ませてくれるようになったのです。
僕が不在の間にも作業ができるように鍵を渡していたのですが、その鍵も忘れずに返してくれました。他にも、まじめに家事をこなす姿を見て、僕は「Aと付き合った人は幸せだろうな」と思いました。
そんなある夜。疲れたAを見て、大将が定食屋の仕事を休むように言ったようです。疲れているのに、家事をするために僕の自宅に彼女がいるのでは……と思い帰宅しました。部屋では、家事を終えたあとにテーブルで寝落ちしているAの姿が。
Aをそっと起こし、軽く会話をしていると……その中で、彼女がぽつりとつぶやいたのです。
「なんか最近の私ついてないなあ。だって、好きな人に寝落ちしているところを見られちゃうなんて、最悪……」
Aの発言に、僕は思わず「好きな人?」と聞き返しました。僕の言葉にAはハッとして、顔を真っ赤にして立ち上がり、あわてて部屋を出ていってしまいました。
そして翌日、彼女からは「家事はもう大丈夫ですよね」とだけ書かれた短いメッセージが届いただけでした。
このままだと、Aと気まずい関係になってしまう。それは嫌だ……。そう思った僕は、もう一度Aと話をしようと決めました。
その夜、僕は相談するためにBに会いました。実は、Bは僕の妹なのです。会社でも、少数の人以外はこの事実を知りません。
「きっと、ちゃんと言えば伝わるよ」
そう励ましてくれたBと会っていたところに、なんとAが現れて……
「好きです!!!」
叫ぶように僕に告白してきたのです。
「もしそちらの女性とお付き合いしているなら、きっぱり諦めます!」
「ち、ちがう! Bは僕の妹なんだ!」
Aの表情がみるみる変わっていきました。
実は、Aが僕に塩対応をしていた理由。それは以前、僕とBが映画館でホラー映画を見ているところを偶然見かけたからだったのです。
「仲が良さそうだったから、彼女だと思って…」
どうやらAはBのことを僕の彼女だと勘違いしていたようで、Bに嫉妬していたとのこと。
そのため僕にだけ塩対応になっていたのでした。
「僕は、Aのことが好きだよ」
僕の告白に対して、Aは「私も」と答えてくれたのです。
あの夜以来、僕たちは恋人同士になりました。
定食屋には今も変わらず通っています。たまに妹のBも来て、3人でわいわい食事をすることもあります。
笑った顔も、照れた顔も、どれも僕にとって特別な彼女。
これからもずっと、その笑顔を近くで見ていたいと思っています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されてないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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