男性が激しく嫉妬する心理。「男性の嫉妬」は女の比じゃないほど怖い？【恋愛コンサルタント監修】

付き合っていないのに嫉妬する男性心理

付き合っていない関係であるにもかかわらず嫉妬するという男性は、心の中で相手女性を「特別な存在」として見ていることが多いです。自分の気持ちをうまく言葉にできなかったり自信がなかったりするために行動に出せず、代わりに嫉妬というかたちで感情に表れやすいのです。

また「まだ誰のものでもないはずなのに……」と独占欲が刺激され、過剰に反応してしまうこともあります。

男性の「嫉妬している」サインとは？

悟られまいとして平静を装っても、その嫉妬心は言動に表れてしまいやすいもの。男性が嫉妬している際に出やすい行動にはどういうものがあるのでしょうか。

①返事がそっけなくなる

ふとした瞬間に返事がそっけなくなったり、無愛想な態度を取ってしまったりすることがあります。「普段はやさしいのに急に冷たくなる」、そのギャップこそ、隠れた嫉妬のサインです。

②甘えてきたり、褒めてもらおうとしたりする

嫉妬心を抱いた男性は、不安な気持ちを埋めるために甘えたりわざと褒めてもらおうとしたりする言動を取ることがあります。これは、相手の愛情を確かめることで「自分はちゃんと愛されている」と安心したい気持ちの表れです。一見かわいらしい行動でも、その裏には揺らぐ自信と嫉妬心が隠れているのです。

③女性の行動を制限しようとする

露骨な束縛は避けつつも、言葉の端々に彼女の行動を制限したい気持ちをにじませることがあります。
たとえば、「その服、ちょっと露出多くない？」や「男と会うくらいなら〇〇したほうがいいんじゃない？」といった発言など。

表面的には心配や提案のように聞こえても、「他の男性との関わりを避けさせたい」という嫉妬心が隠れています。

④他の女性の存在を匂わせる

わざと他の女性の話をしたり、「最近よく誘われるんだよね」とモテアピールをしたりするのも嫉妬サインのひとつです。これは、自分が魅力的な存在だと示すことで、相手女性の関心を引き戻したい心理からくるもの。そして、女性の反応を探ろうとする気持ちもあります。

一見すると自信満々に映る男性の行動も、実は不安や嫉妬心が影響しているケースは珍しくないのです。

怖いほど「嫉妬深い男性」への対処法

あなたが、嫉妬深い彼氏と今後も関係を続けていきたいのであれば、彼を「安心させてあげること」が大切です。

①言葉でも態度でも愛情表現する

彼氏など恋人関係である男性の場合、日ごろから「好きだよ」「大切だよ」といった言葉で愛情を伝えることがとても効果的です。さらにスキンシップや目を見て話すなど態度でも愛情を示すことで、彼の不安を和らげることができます。

言葉と行動の両方で愛情を伝えることで、彼の中にある「見捨てられるかもしれない」という恐れが少しずつ安心に変わっていきやすいです。

②軽い報告でOK。こまめに連絡する

たとえば外出先などで「今、〇〇にいるよ」というような軽い報告でも、彼の中の不安や疑念を和らげるきっかけになります。

③嫉妬されても怒らない

相手に嫉妬心を露わにされた際、頭ごなしに怒らないということも大切なポイントです。あなたが怒ってしまうと、相手は「気持ちを否定された」と感じ、より不安になってしまいます。嫉妬や束縛がエスカレートする可能性もあるので、怒るのではなく相手を安心させる行動を心がけるとよいでしょう。

山本さん

男性の嫉妬の裏には「力の欲求」が隠れていることが多いです。

力の欲求が強いということは、それだけ収入や地位、成果といった目に見える強みを持っているケースも少なくありません。だからこそ、その強さが不安や支配欲と結びついて最終的に「嫉妬」というかたちで出てしまうのです。

女性はできれば、「あなたの力を私はちゃんと見ているよ」と言葉や態度で伝えてあげましょう。たとえば仕事の成果を一緒に喜んだり、会話の中で「頼りにしている」と自然に伝えたりと、役割や存在価値を明確に示すことが効果的です。

山本さん

一方で、女性が男性を安心させようとして必要以上に行動を制限したり、我慢を続けたりしてはいけません。大切なのは、彼が力を健全に発揮できる関係性を構築していくことです。「日常では小さな感謝を言葉にしていく」「役割を与える」といったことも有効です。

例えば「週末のデートのお店ここがいいんだけれど、予約お願いしていい？」というように、彼が力を発揮できる場面を日常の中で自然に作ると、彼自身が満たされて嫉妬が減ります。そうすることで、彼の嫉妬心は徐々に「自信」と「信頼」に変わっていくのです。

今回は、山本さん監修のもと「嫉妬する男性心理や対処法」について解説しました。本記事のポイントは以下の通りです。