「この雑誌はまさか…」彼の部屋でとんでもないものを発見してしまい！？ #アラサー婚活道 15

【アラサー婚活道 15話】ムーンカレンダー編集室・くららの恋愛体験を赤裸々に綴っていく連載企画「アラサー婚活道〜令和のイマドキ恋愛事情〜」が始動！ 自身の恋愛話をベースに、アラサー独身女性の視点から見た最近の婚活事情を、ほぼノンフィクションで語ります。「他人の恋バナを聞くのが大好き！」「令和時代の婚活市場が気になる！」なんて方は、ぜひ暇つぶしにどうぞ！

ムーンカレンダーで注目を集めた【婚活・出会い】記事⇒「妥協して40歳の子連れ女性と結婚するか…」低収入46歳男性の贅沢な悩みとは？

★前回のあらすじ★
『共通の趣味があって話が合う人』と出会って結婚することを目標に、マッチングアプリを始めたくらら（28歳）は、ノブアキさん（仮名・36歳）と共通の趣味である音楽の話題で意気投合！ 緊急事態宣言が明けたタイミングで初めてデートに出かけたとき、直感で彼のことをいいなと感じ、2回目のデートでお互いに結婚願望があることを確認したのち、真剣交際がスタート！ しかしマッチングアプリ経由で知り合った彼のことを、まだ心の底から信頼することはできなくて……！？

アプリは卒業…したよね？

お互いに結婚願望があることを確認したうえで、付き合うことになった私たち。マッチングアプリを始めた当初は自分にとって最適な結婚相手を見つけるための『マッチングアプリ戦略』を練っていたけれど、実際に婚活を始めるとまったく計画どおりには進まず……。最終的には作戦なんて度外視して「この人と話していると楽しいなあ」という自分の直感だけを信じてノブアキさんと付き合うことに。これで晴れてお互いにマッチングアプリから卒業！ となるはずが……。

マッチングアプリ経由で知り合ったこともあり、私はまだノブアキさんのことを信頼できずにいた。たとえば、はっきりと自信満々に「俺、過去に浮気したことは一度もないよ」「もちろん未婚だよ！」と告げられても、信じる気持ちと疑う気持ちが半々くらいで。そんなとき、マッチングアプリで付き合ったカップルがよく揉めると言われている『マッチングアプリを本当に退会したのか問題』が私たちの間でも発生。

付き合い始めてすぐに私から「アプリは退会してね」と言うと「わかった！ 手続きしておくね」と約束してくれた彼。でも、次に会ったときに「退会した？」と尋ねると、「アプリは全部で3つ登録していて、1つはすぐに辞めたんだけど……あと2つは手続き方法がよくわからなくて」と。いやいや言い訳するなよと思いながら「この場で今すぐ手続きしてくれる？」と詰め寄ると、彼は「わかった」と言って、「ここで合ってるのかなあ」などと言いながらようやく手続きを済ませてくれた。

そんなことがあったので、「もしかして本当はアプリを辞めたくないのでは？」「私の前で退会手続きをしてくれたけど、あとでこっそり再登録するかも」と、彼への疑いはしばらく晴れないまま。これはオフレコなのだけど、『マッチングアプリを本当に退会したのか問題』が起こったあと、私はこっそりと彼が利用していたアプリ3つに登録して、彼が本当に退会したかどうか3カ月ほどパトロールをし続けた（「この人は信頼できる」と思うようになって調査はやめました！）。

喧嘩もなく穏やかで楽しい日々

もともと趣味が同じこともあって、ノブアキさんとの交際はすごく楽しかった。

6月に付き合い始めた私たちが最初に訪れた旅行先は山梨県で、真夏日に汗をだらだらかいて「スーパーで買って冷やして食べたほうがおいしくない？」と言いながら、ぬる〜い桃を次々にもぎ取っては、じゅるりと食べ続けた。

山梨旅行では、国の天然記念物に指定されている忍野八海も訪れ、

夏には、新型コロナの影響でフェスが中止になった代わりに、おうちフェスを開催したり……

フルーツ盛り盛りで有名なかき氷やさんに1時間並んだり、

秋になると群馬県の奥四万湖まで紅葉を見に行ったり……

冬には栃木県に行って佐野ラーメンを食べたり、

あしかがフラワーパークでイルミネーションを楽しんだり。

彼と付き合うようになってから、独り身だったときよりも毎日が楽しくなって、夏から秋、冬があっという間に過ぎていき……気がつけば1年が終わった。

初詣に訪れた神社で、銀杏のイラストが描かれたお守りをお揃いで買った私たちは、「今年もたくさん楽しいことをしようね〜」「そのうち一緒に住みたいね！」「今年も仲良く過ごせたらいいね」と、まだ見ぬ楽しみを想像してはキャッキャと盛り上がって新年を迎えた。