誓いのキスが「しょっぱい…」。僕たちの結婚式は、想定外の灼熱地獄に!?
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ことの始まりはある年の夏前、義姉から夫にかかってきた1本の電話でした。義姉によると「母はもうこの夏を越すことができないかもしれない。だから今のうちに会っておいたほうがいい」とのこと。
連絡を受けた私たちは、その週末に片道5時間かかる義実家に駆けつけました。
義姉からの連絡では、義母はかなり弱っているとのこと。たしかに、久しぶりに対面した義母は足腰が弱っていて、自力で立ったり歩いたりすることができませんでした。しかし、介助者がいれば立ち上がって隣の部屋に移動することもできますし、私たちと一緒に食事をとることもできます。
加えて、特に入院も必要ないとのことで、これまで通り自宅で生活できているようです。義姉から聞いたイメージと目の前にいる義母の様子がまるで違ったため、私と夫は何が何だかさっぱり意味がわかりません。
その後、義姉からよくよく話を聞いてみると、義母のかかりつけ医があくまで可能性のひとつとして「高齢で体力も落ちてきているから夏を越せない場合もある」と発言したそう。それを義姉がやや大げさに捉えてしまったようなのです。
義母の無事を確かめることができてホッとした私たち夫婦は、ひとまず納得して義実家をあとにしました。
しかしその翌年。再び義姉から夫に連絡が入ったのです。
「母が弱っているから今度こそ会っておいたほうがいいよ。会わなかったら必ず後悔する」という内容でした。前回のことがあるので一瞬迷いましたが、さすがに今回はかなり深刻なのではと、私たちはまたしても大急ぎで義実家に駆けつけました。
しかし、義実家で対面した義母は「あらー来たのね!」と私たちを玄関まで迎えにきてくれ、去年よりも元気そうな様子なのです。そのうえ、私たちがわざわざ遠いところから来たということで義母は外食に行こうと言い出し、外出もできるほどでした。
私たち夫婦は言葉が出ませんでした。そこで義姉に話を聞いてみると、今回もかかりつけ医から「お母さんは食が細くなっています」と言われたのを、どうやら「これから食事もできなくなるほど衰弱してくかもしれない」と拡大解釈したよう。さらに義姉自身が語っていたのですが、私たちだけでなく職場の人にまで、母が危篤状態だと言わんばかりの話をしているようなのです。
私たち夫婦はため息をつきながらも、とにかく元気そうな義母の顔が見られたのだからよかったと思うことにしました。
ところがさらに翌年……またしても義姉から「母が弱っている」と夫に連絡が入ったのです!
対応に困った私たちは義姉からの電話を一度切り、義実家で義母と一緒に暮らしている義兄に連絡して状況を聞いてみることに。すると、義兄曰く「母さんの食欲が落ちてくると、医者があくまで可能性のひとつとして体力が落ちているのかもねって言うらしくてさ。毎年そう言われるたびに姉ちゃんが深刻に捉えるんだよ」とのこと。
たしかに義母は以前よりも食が細くなり、介助者がいないと歩くのも大変な様子。しかし、義姉が「もう先は長くない」と言うほどに弱っているわけでもないのです。
義母は義兄と同居しているので、本当に義母が深刻な状況なら間違いなく義兄から連絡が入るはず。そう思った私たちはその後、義姉から電話がきたらまずは義兄に確認し、そのうえで義母の様子を見に行くことにしよう、との結論に至りました。
今回の出来事から、動揺するような非常事態が起きたときにはあやふやな情報に惑わされず、まずは冷静に事実確認をすることが大切だと学んだ私たち。
きっと、義姉は心配性なだけで悪気はないのだと思います。私たちは義姉の行動に振り回されはしたけれど、彼女に対する怒りはまったくありません。ただ、もしかしたら来年も義姉からまた連絡がくるかもしれない。そう思うと、申し訳なくも今は義姉と少し距離を置き、冷静に対処できるようにしておきたいというのが正直なところです。
著者/さわ ゆき
作画/おはな
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