親に縛られた人生。親の希望ではない「自由な人」との結婚を決めたら…家族の縁が切れることに?
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家では完全にオフモードで過ごしている夫。夫は医師なので、毎日多忙で帰りが遅くなりがちで、生活リズムも不規則のためある程度は許容しています。ただ、仕事が忙しい時期になるとソファから一歩も動かないのです。今回はそんな夫の生態についてお話します。
★ムーンカレンダーで注目を集めた【結婚生活】の記事⇒「え…っと?」洗濯物をたたんでいると夫からジッと見つめられ…夫がまさかの行動に!?
平日、夫は帰宅すると手洗いうがいをしたあと、すぐさまソファに直行します。ご飯を食べたりお風呂に入ったりと、生活上どうしても必要な行動を除いて、夫がソファから動くことはありません。
私が洗い物などの家事をしていると、「いつもありがとう」とお礼だけは言ってくれますが、我関せずという態度で手伝ってくれるわけではありません。やってもらってありがたいという気持ちはあるようですが、家事が不得意な夫は、頭の中に「自分が手伝う」という選択肢はないようです。
夫はソファで何をしているかというと、基本的にずっと動画を見ています。夫曰く、ゲーム配信など自分が興味のある動画は延々と見ていられるそう。私は夫とは対照的で、ずっと同じことをしていると飽きてしまう性格です。動画もあまり長い時間見ることはありませんし、ゲーム実況にはまったく興味がないので、夫と一緒になって見ることもありません。
ただ、夫の唯一の息抜きになっている動画鑑賞を邪魔する気持ちはまったくなく、ソファにいるときはゆっくり休んでほしいです。夫は動画を見ながら疲れて寝てしまうこともあり、そんな姿を見ていると「疲れてるんだなあ……」とかわいそうに思えてきます。
家事は私に任せ、ソファでゴロゴロ過ごしている夫。とはいえ、基本的にやさしくて穏やかな性格で、私が「手伝ってほしい」と頼んだことには取り組む姿勢を示してくれます。
ただ、とにかく省エネ方針の夫は、洗濯物を干すときは立っているのが疲れてしまうからという理由で、座ったまま洗濯物を干します。最初は驚愕し指摘しようとも思いましたが、今はもう諦めています。また、夫はいかんせんマイペースなので、とりかかるまでにとても時間がかかり、ぐっとこらえて待つしかありません。
私たちは結婚して数年が経ちますが、「結婚生活は最初が肝心」という言葉を今さらながら身をもって感じています。おそらく、省エネモードが当たり前となってしまった夫は、この先何か大きなきっかけがないと変わることはないでしょう。
子どもが産まれるなど、ライフステージが大きく変化することがあれば、テキパキと動いてもらえる日がくるのかもしれません。
著者/伊藤みり
イラスト/マメ美
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