「結婚してくれる?」彼氏が指輪の箱をパカッ⇒2人して暗闇を這いつくばることになったワケ!
誕生日デートの帰り道に、彼からプロポーズされた私。しかし、彼が指輪の箱のフタを勢いよく開けたことが原因で……。読者が経験した「プロポーズでの予想外 …
ムーンカレンダー 生理・恋愛・美容 女性のリアルを毎日お届け♪
25歳のとき、交際していた彼からプロポーズを受け結婚が決まりました。結婚式の準備は順調に進み、何の不安もなく楽しみにしていたのですが、招待客を決める際に、彼から思いもよらぬ質問が!
★ムーンカレンダーで注目を集めた【結婚トラブル】記事⇒【マンガ】隣の芝生が青いから〜婚約者を獲りに来る女〜
私が25歳のとき、お付き合いしていた彼からプロポーズ! その約1週間後には結婚式場が決まり、それ以降も結婚式に向けての準備は順調に進んでいきました。
式場決定から半年ほど経ったころ。招待客を決める段階に差しかかりました。お互い、親族だけでなく職場の上司や同僚、学生時代の友人も呼ぶと決めていたのです。そのとき彼は、私にこんな質問をしてきました。
「元カノ呼ぶけどいい?」
私はあ然としました。「普通はノーでしょ。そんなこと聞いてくるなんてどうかしちゃった?」と。でも一方で、「お互いに異性の友だちを呼ぶことは了承しているし、式はやりたいようにさせるほうがいいのかな」との思いも……。しかし、彼は私が葛藤しているなんて思ってもいないのでしょう。さらには「サークルのみんなを招待して、その子だけ招待しないのは変だから招待したい」と言ってきたのです。
私からすれば、元カノを呼ぶほうが変ですし、花嫁の気持ちを差し置いてサークルの和を優先することにも腹がたちます。「どんな神経してるの?」と彼の思考を疑いました。
なんとも言えないモヤモヤとした気持ちを抱えながらも、結局、私は元カノを呼ぶことを許可しました。愚かだとは思いますが、披露宴でおこなう余興をほぼ彼に任せていたので、その負い目があったのです。そうとは知らずに彼は「イエス」の言葉を額面通りに受け取って、元カノを招待しました。
その後も淡々と準備は進みますが、私の中からモヤモヤは消えません。むしろ一段と大きくなりました。きっかけは、私が担当した披露宴で流す生い立ちムービーの編集。彼と元カノが写った写真が何枚かあったのです。サークルの集合写真ではありましたが、何時間もかかる編集作業の間、ずっとその写真を見ているうちに、だんだん結婚式が憂うつになってきて……。
編集で写真を見るたび雑念がチラつき、泣きながら実家の母に電話したこともあります。彼のお母さんからも彼あてに電話が入り、「元カノは招待するの?」「それで彼女は大丈夫なの?」と私を心配する声がなんとなく聞こえてきました。ほかにもいろいろ聞かれたようですが、彼は「知らん」とか「さあ……」という返事ばかり。ショックでしたが、彼のお母さんが本気で心配してくれたことが救いでした。
元カノから出席の返事が返ってきて、さらに結婚式が憂うつになり、気がかりもできました。それはブーケトス。「もし元カノがブーケを取ったらどうしよう……」と不安になったのです。そこで私は式場の人にワケを正直に話し、ブーケトスでは新郎側と新婦側の招待客が混ざらず、それぞれでまとまるように誘導。トスは新婦側の招待客に向かって投げられるよう裏工作をすることに。このときにはもう、元カノ以外の新郎側の招待客はどうでもよくなっていました。
そして結婚式当日。生い立ちムービーの写真で何時間も目にしてきた元カノの顔ですが、直視するのはつらく、ちゃんと見られません。問題のブーケトスは、不安と緊張から1投目は誰もいないところに落下してしまいましたが、2投目は無事に高校時代の友人がキャッチ! きっとこれが、この日一番の感動だったと思います。
披露宴では、腹いせとばかりにちょっとした仕返しをしました。テーブルラウンドのとき、新婦側の招待客には笑顔で回ったのですが、新郎側では一切笑わずに回ったのです。元カノがいるテーブルだけでなく、新郎側すべて。後日、写真を見比べてみると、その差は一目瞭然! こうして披露宴は終了しました。
ゲストが退場するとき、新郎新婦からプチギフトを手渡すのですが、ふと「元カノにはどんな挨拶するんだろ……」と気になっていると、交わした言葉が「またね」!「君らには“また”の機会があるのか……」と愕然としました。
式が終わってからもサークルのみんなはロビーに留まっていたようで、彼もそこに加わってしばらく歓談。ようやく戻ってきた彼は「久しぶりにみんなと会えてよかった!」とうれしそうでしたが、私は「元カノと会えて甘酸っぱい恋愛でも思い出したのかな……?」と、いらぬ邪推をしては、しばしば落ち込んでしまいました。
こんな1日だったので、私の中の結婚式はあまりいい思い出ではありません。ビデオや写真を見返すのもしんどいです。でも、そんなこと彼には言えません。だって、元カノの招待を許可したのは私。責任は自分自身にあります。それでも「あのときなんでイエスって言っちゃったんだろう……」って後悔は今も募ります。
結婚式は絶対しなければいけないものではありません。ですが、やると決めた以上は、彼に遠慮したり我慢したりしないで、もっとワガママを言ってもよかったと思いました。結婚式での後悔は一生モノなんだと痛感しています。
今回のことは、ある意味、私と彼の元恋人に対する価値観の違いから起こったこと。価値観が合う合わないは、結婚するうえでとても重要だと、しみじみ感じました。
とは言え、子どもが生まれ、マイホームも手に入れた今は、結婚生活はおおむね順調です。彼が家事をほとんどしないなど不満に思うところもありますが、彼の子ども好きなところを見ると「結婚してよかった」と素直に思います。完璧な夫はそうそういないでしょうし、私だって完璧とは言えないので、お互いさまというか、「まぁ、こんなもんなのかな」と感じています。
文/水瀬律さん
イラスト/すうみ
★結婚の体験談&マンガを読むならこちら
第2子(女の子)が生まれたとき、夫に出生届を書いて区役所に提出しに行ってほしいと頼みました。すると、区役所に出かけた夫から、慌てた様子で電話がかかってきて……。読者が経験した「パー...
続きを読む私はとある大手の商事で会社員をしている42歳。数年前、社長に頼まれて支社に出向し、業績改善が実現したためこのたび本社に戻ることに。「本社でもまた頑張って働かなくちゃ!」と、私はヤル...
続きを読む私と夫は、結婚して今年で6年になります。毎日出勤する夫に対し、在宅ワークの私は家にいる時間が長く、おのずと家事を担うことが多いです。それでも、家にいるときは、率先して家事をやってく...
続きを読む仕事もプライベートも順風満帆だった私。大好きな婚約者と結婚式を挙げたのですが、当日、彼は私の妹と駆け落ち! しかし、3日後にボロボロの状態で私の前に現れ……。 会場から彼が消えた!...
続きを読む夫は家から職場までバイクで通勤しています。片道40分ほどかかるため、夏の蒸し暑い時期に仕事を終えてバイクに乗って帰ってくると、いつも汗だくで……。読者が経験した「パートナーにびっく...
続きを読む誕生日デートの帰り道に、彼からプロポーズされた私。しかし、彼が指輪の箱のフタを勢いよく開けたことが原因で……。読者が経験した「プロポーズでの予想外 …
結婚のあいさつで義実家を訪ねた私。このとき、予定外で義実家に2泊3日の滞在となり、とても緊張していました。さらに、初対面の義母と想像もしなかった展 …
教員を目指していた私は、働きながら通信制の大学に通い、教員免許を取得しました。「次は教員採用試験の合格!」と意気込んでいたのですが、結婚を前提に付 …
私はアラサーのOL。弟が立ち上げたアパレル会社の社員として働いています。小さいながらオリジナリティあふれるブランドとして人気で、業績も右肩上がり。 …
夫と旅行に行き、夜は地酒を満喫した私。しかし、ついつい飲み過ぎてしまい、気がつくと立っていられないほど酔っ払ってしまい……。 目次 1. お酒を満 …
私は現在、10年付き合い結婚した夫と穏やかに暮らしています。しかし、こうなるまでにはいろいろな葛藤や、乗り越えなければならない壁がありました。 目 …
朝早く起きることが苦手な私は、ギリギリまで寝ていたいため独身のころから朝ごはんを食べなかったり、食べても菓子パンやスープなど軽めの食事で済ませたり …
新婚時のエピソードです。結婚前、私は実家暮らし、夫はひとり暮らし。結婚をきっかけに一緒に住むこととなり、それぞれの場所から新居へ引っ越すことになり …