「ごめん…」素うどんも満足に作れない。料理ができない私が専業主婦に。現実を突きつけられて
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結婚後、最初に夫の実家に帰省したのはお正月でした。私たちが結婚して初めてのお正月だったので、遠方に住んでいる夫の親戚なども集まってきて、義実家はとてもにぎやか。私は初めて会う人ばかりで、始終とにかく緊張しっぱなしだった記憶があります。
しかし、大勢がワイワイと談笑する中で、新参者の私は完全アウェイ。というのも、私は義実家とは別の地方で生まれ育ち、義実家の地域とは縁もゆかりもない人間。義実家のある地域は方言が独特で、私は彼らの話す言葉をほとんど聞き取れなかったのです。おまけに夫の子どものころの話や義家族の昔の話など、家族内の話題ばかりで私はまったく会話に入れませんでした。
緊張の上に完全アウェイで、初めての帰省はただただ疲れ果てて終わりました。
「義家族とはまだ本当の家族になれていない気がする」と違和感を抱えたまま、結婚後初めての帰省を終えた私。その後も、お盆や年末年始などの長期休暇には義実家へ足を運びました。
しかし、帰省の回数が増えても相変わらず義実家での会話には、うまく入れません。独特の方言をうまく聞き取れず、知らない話題だらけでまったく話についていけない私を見て、このころから義母は、嫁としてうまく振る舞えない私を腹立たしく感じていたようです。
そんなある日、とうとう義母から「嫁としての意識がまるでできていないわね。どういう育ち方をしたらあなたみたいな嫁になるんだろうね。息子がかわいそうだよ」と言われてしまいました。義実家では孤立したままで、まだ家族として受け入れてもらえていない状況の中、義母にそんなふうになじられ、ものすごく悲しかったことを覚えています。
しかし、悲しんでいても状況がよくなるわけではないので、次の帰省から私はとにかく目立たないことに徹しました。会話に入れないのならせめて嫁としていい姿は見せようと思い、台所で洗い物をしたり、玄関の掃除をしたり、自分たちの荷物の片づけをしたりと、とにかく働き続けることにしたのです。
やることがなくなったら、「コンビニへ振り込みに行ってきます」と言って、義実家から歩いて30分ほどの離れた場所にあるコンビニに出かけました。コンビニで買ったコーヒーを、イートインスペースでひとりきりでゆっくり飲むときだけが、唯一ほっとできる瞬間でした。
そんな状態で必死に義実家帰省をやり過ごす中で、義父が突然他界しました。葬儀など、ひと通りの手続きが終わったあと、義実家に集まって義父の遺品の整理をみんなでしていたときのことです。義母が私に向けてこう言い放ちました。
「よそからきたこんな人にお父さんの物を見てもらっても、わかるわけないでしょ」
日ごろから、嫁としての態度や務めについて、厳しく私を叱っていた義母。口頭では「嫁になったのだから」と言ってくれていましたが、本音のところでは、義母にとって私はいつまで経っても他人だったんだ……と悟りました。
義父の遺品整理のときの義母の言葉がきっかけで、義実家の中に自分の居場所はないのだと改めて理解した私。それからは、徐々に義実家から距離を取るようになりました。義実家での滞在時間を少しずつ減らしていったのです。
今までは、夫と子どもと一緒に義実家に移動してそのまま3~4泊していましたが、夫と子どもに先に義実家へ行ってもらい、後から私が追いかけていくというスタイルに。それをしばらく続けたのち、夫と子どもを義実家に残し、仕事を言い訳にして私だけ先に帰宅するようになりました。
そうして3泊から2泊、1泊、宿泊なしと徐々に義実家での滞在時間を減らしていき、自分の存在感をどんどん消していった私。そんな中、私の実母が他界しました。長期休暇は自分の実家のお世話があると告げ、完全に私は義実家への帰省を辞めました。
結婚後9年かけて、私は「嫁の務め」から卒業したのです。
結婚したら新しい家族になるといいますが、義理の関係はどこまでいっても義理の関係なのかもしれません。帰省時にどれだけいい嫁を演じようが、義母の言葉で、私は義家族にとって他人には変わりないのだと感じてしまいました。私自身も義実家での時間は苦痛でしたが、他人が家に入ってきてくつろげないのは、義実家の人たちも同じなのかもしれません。
お互い窮屈な思いをするぐらいなら、思い切って嫁としての務めを卒業したほうが、お互いにラクだと気づきました。
著者/さわ ゆき
作画/おはな
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