親に縛られた人生。親の希望ではない「自由な人」との結婚を決めたら…家族の縁が切れることに?
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私が免許を取ったのは大学生のとき。しかし、実家の車は「危ないから」となかなか乗せてもらえませんでした。そのため、結婚して夫の車に乗るようになってから、ひとりで運転をするようになって……。
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私が本格的に、車を運転するようになったのは結婚してから。それまでは、両親や夫に同乗してもらい運転を教えてもらうことはありましたが、ひとりで運転することはありませんでした。けれど、結婚してからは、ひとりで買い出しに行くことが多くなったので、必然的に車を運転するように。
近場のスーパーまでならば、難なく運転できるようになりましたが、それでも車庫入れは苦手なまま。スーパーの駐車場に入れるときは、前進で駐車できる場所があるので何とかなります。ただ、家の駐車場はバックで入れる必要があるので、いつも慎重に何度も車を切り返しながら駐車していました。
そんな、ある日のこと。スーパーから帰ってきて、車をバックで切り返して家の駐車場に入れようとしていたところ、「バキッ!」と何かにぶつかった音が。「え!? どうしよう」と急いで車から降りて確認してみると、バンパーが凹んでいました。
間隔を誤って、塀にぶつけてしまったみたいなのです……。「ああ、どうしよう。事故をおこしてしまった」とパニックになった私は、とりあえず仕事中の夫に連絡をしました。夫は私と車の心配をしてくれ、まずは保険会社に連絡するように教えてくれました。
連絡するとすぐに、保険会社の方が来てくれてホッとしたのを覚えています。夫もその後、仕事を早く切り上げて帰ってきてくれ、詳しい経緯と状況を説明しました。
夫は車のバンパーが凹んだのを見てショックを受けていましたが、「誰かを巻き込んだ事故ではなくてよかった。君にけケガがなくてよかった」と言ってくれました。保険会社の方には、「これは保険を使うより自費で直したほうがいい」と言われたので、自費で直すことに。
数万円の修理代は、当時私が働いていなかったこともあり、夫が「大きな勉強代だね……」と半分出してくれました。怒らずにそう言ってくれた夫のやさしさが心にしみました。
このことがあってから、夫と車庫入れの練習を何回もやりました。今は車間をつかむことにも慣れて縦列駐車でも臆さずできるように。これからも安全運転で気をつけて運転しようと思います。
著者/堀川京香
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