
私は日本で出会ったフランス人と事実婚をして、フランスへと移住してきました。日本で生まれ育ち、海外へは旅行で遊びに行くぐらいだった私が、海外に移住して気づいた、理想と現実とは……。
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「どうにかなるはず」と思っていたけれど…
国際結婚というと、2人の共通言語は英語だと思われることが多いと思います。ですが、私たちに関しては、彼が日本語を勉強していて日本語を話せるため、2人の共通言語は日本語です。
お恥ずかしい話ですが、私はまったくもって英語もフランス語も話せないまま、「どうにかなるはず」という精神で、フランスへの移住を決めたのです。
実際にはどうにか生活はできましたが、語学の勉強をしておけば良かったと何度も思うことがありました。なぜかというと……。
現実に落ち込む
簡単なことさえも、パートナーに頼らなくてはいけなくなってしまったからです。日本であれば簡単にできたこと――たとえば、洗剤などの日用品を買うことすら自分だけではできなくなってしまったのです。自分は何もできない……と、移住して最初のころはとにかく落ち込みました。
しかし、そのことをパートナーに相談したところ、「フランスに来てから、今日は買い物ができたし、昨日は電車にひとりで乗ることができた。君は、毎日できることが増えているよ」と言われたのです。
そのとき、できないことばかりに目がいってしまい、できたことには気づけていなかったとハッとさせられました。フランスでの生活をするうち、小さなことですが毎日できることが増えていることに、パートナーの言葉で気づけたのです。
そしてこの言葉をかけてもらったことで、私は自分に少しずつ、自信が持てるようになりました。
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