
6年間お付き合いしていた彼と、30歳を前に念願の結婚! 「ああ、幸せの日々……」と思いきや、いきなり発覚した夫の隠し事に家庭の危機を迎えたのです。
交際6年。30歳を目前に入籍
夫とは24歳のときからお付き合いをしていました。私は彼に「30歳までには結婚して出産もしたいの」と伝えていたこともあり、30歳の誕生日を迎える2日前に入籍。
カッコいいプロポーズの言葉もなく、結婚式も挙げず、出産も間に合いませんでしたが、「これが自分たちの姿なのだ」と満足していました。
結婚半年後、夫宛に怪しげな封書が…
結婚から半年ほどたったころ、夫宛に見慣れぬ封書が届きました。いかつい団体名と但し書きに、気になった私が調べてみると……。まさかの督促状!!
夫を問い詰めると、学生時代にギャンブルを重ねていたらしく、溜まりに溜まった未返済額は約200万! 以前から、なぜ夫がクレジットカードを持っていないのか不思議に思っていたのですが、ようやく腑に落ちました。
その日の晩、私は泣きながら、夫を怒りました。結婚したら私にバレることはわかるはずなのに、なぜ黙っていたのかと。私は借金のことより、隠されていたことが悲しかったのです。
衝撃事実に精神は大きくダメージ
夫に「義両親に報告する」と伝えると、「親に言うのはやめてくれ……」と泣きつかれました。そこで私は、その場で調べた債務整理に強い弁護士事務所に私から連絡。弁護士の先生と夫に返済計画を立てさせました。そして、1年以上かけて無事完済させました。
夫はちゃんと仕事をしており収入が安定していること、また、私の方が収入も多く、完済の目途もちゃんと立ったことから離婚には至りませんでしたが、当時は精神的ショックがかなり大きかったです。
結婚前に相手の懐事情は把握しておくべきだと大いに反省しました。とくにお金のことはシビア。あとから怖い事情が起こらないとも限りません。事前にしっかり話し合うことが大切だなと思い知った出来事でした。
文/田中ののさん
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