「もう…やらない」まさかの決断！？初めての婚活に疲れ果てた私は… #アラサー婚活道 9

【アラサー婚活道 9話】ムーンカレンダー編集室・くららの恋愛体験を赤裸々に綴っていく連載企画「アラサー婚活道〜令和のイマドキ恋愛事情〜」が始動！ 自身の恋愛話をベースに、アラサー独身女性の視点から見た最近の婚活事情を、ほぼノンフィクションで語ります。「他人の恋バナを聞くのが大好き！」「令和時代の婚活市場が気になる！」なんて方は、ぜひ暇つぶしにどうぞ！

★前回のあらすじ★
『共通の趣味があって話が合う人』と出会って結婚することを目標に、マッチングアプリを始めたくらら。最初にデートをした31歳・沖縄出身の理学療法士の男性は、他人にやさしすぎるせいで自分の意見をまったく主張せず、どこか頼りなく感じてしまったため、お付き合いを断ってしまいました。次にデートをしたのは、32歳・東京都出身で、最近会社を立ち上げたばかりの若社長。音楽という共通の趣味もあるし、彼のさっぱりしている性格も良い。このまま彼と付き合うか、悩んだ末の答えは……。

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2番目にデートをした彼と付き合うかどうか

マッチングアプリで出会って2番目にデートをしたのは、最近会社を立ち上げたばかりの32歳の男性。彼とは音楽という共通の趣味もあり、デートをしたときには私の好きなアーティストの話を広げてくれて、会話もそこそこ盛り上がった。

最近、友人と一緒に会社を設立したばかりだと言う彼は、社長の肩書きを自慢することもなく、今後の会社の展望を熱く語ってくれ、お会計のときには「実は会社を始めたばかりでまだ収入がなくて……今はあまりお金がないんだよね」と彼から正直な告白があって、お会計は割り勘に。彼のさっぱりした性格は好印象に映った。

しかし、私には彼に気になるところが。私の趣味の話に「うんうん」と頷いて会話を広げてくれる彼は、最初にデートをした男性と同じく自分自身の意見をあまり口にしなかった。例えば、私が「〇〇ってアーティストが去年出したアルバム聴いた？」と話を振ると、彼は「聴いたよ！ よかったよね」と無難に答えるのみで、具体的にどこがよかったのかまで話してくれなかったり、彼が音楽フェスに行ったときの話をしてくれたときも、「〇〇と〇〇ってアーティストを観たよ」くらいしか話してくれなかったりして、彼の話には彼自身の主張がまるでなかった。

音楽という共通の趣味がある私たち。でも音楽の話をしているとき、私たち2人ともが心から会話を楽しめていたかというと、そうではない気がした。彼の話はどこか浅く感じられ、私は「彼って本当に音楽が好きなのかな？」「私の会話に合わせてくれているだけなのかもしれない」と考えてしまった。

共通の趣味をもつ相手とは、もっと深いところで会話を楽しみたい。そう感じた私は、彼との関係を進めることはせず連絡を絶った。

マッチングアプリに登録して1カ月。婚活に疲れた私は…

2020年1月末。

2019年12月末にマッチングアプリに登録し、婚活を始めてから1カ月が経過した。結果は、いいね数がおそらく800くらいで、そこからマッチングしたのが25人くらい。マッチングアプリ内でその25人とやりとりをして、LINEの連絡先を交換したのが2人。その2人とはすでにデートに行ったけれど、あまりピンとこず。

マッチングアプリを1カ月間利用してみての感想は、ただただ「疲れる」だった。25人と同時進行でやりとりをするのも疲れるし、いざ2人の男性と会ってみても、「私に話を合わせてくれるばかりで、会話していてもお互いが心から会話を楽しめていない気がする。この人たちってただ彼女がほしいだけで、別に相手が私じゃなくてもいいのかもしれない」と感じてしまった。そして最終的には「マッチングアプリで『いいね』を送ってくれた男性の中に、本気で私のことが気になっている人が1人でもいるんだろうか？」と考えるように。

アプリに登録したばかりのころはたくさんの『いいね』をもらって、「私って婚活市場でこんなに需要あったんだ」とうれしく感じた私。でも、今は「どうせみんな、誰でもいいから付き合いたいだけでしょ」とすべての男性を疑うようになり、婚活をする意欲がまったくなくなってしまった。

そして、

「もう疲れた……マッチングアプリをやめよう」

アプリに登録して1カ月後、始めての婚活に精神的に疲れてしまった私はマッチングアプリをやめた。