
私が通っていた高校は、特に珍しい学科があるわけでもなく、全国大会に出場するような部活動があるわけでもなく、変わった校風で有名だったわけでもなく…… と、平凡な普通高校でした。しかしただひとつ、この高校に通う生徒にとって「平凡な普通高校」とは言えないことがありました。 それは……。
★ムーンカレンダーで注目を集めた【タンポン】の記事⇒「痛くて入らない!」高校時代、まだ何の知識もなかった私。初体験はうまくいかず…
体育の見学は許されない
体育の授業が異常に厳しい高校だったのです。例えば見学ができるのは、持病があり運動を制限されている生徒 (入学時に届出が必須)、 またはけがなどで明らかに運動ができない状態にある生徒だけ。「少し風邪気味で体調が悪い」なんて理由での見学は許されませんでした。
また、授業中の返事は大きな声で、整列はまっすぐに、行進は前後隣と手足を揃えて……と、まさにドラマや映画で観た「軍隊」のイメージそのまま。最初の体育の授業ではとても驚きました。
地獄の補習
夏の体育の授業は水泳。生理での見学は許されていましたが、後日放課後に見学した回数だけ補習を受けるという規則がありました。この補習は普段の水泳の授業時間より長く、延々と泳がされてとてもきついので、生徒の間では「地獄の補習」と言われていました。
地獄の補習を受けたくない生徒は、見学をしないように生理中でもタンポンを入れて授業に出ていて、その人数はかなり多かったと記憶しています。
私はタンポンを使ったことがなかったため「水泳と生理日が重なりませんように」と毎月、神頼みをしていて……。
コメントを書く