体の変化を母に言えず…汚れた下着を捨て続けた小学生の私。修学旅行を前に「実は…」打ち明けると
小学5年生のときに初潮を迎えた私。周囲よりも早い初潮で、誰に相談することもできませんでした。恥ずかしい気持ちから、母に言うこともできず……。 目次 …
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生理痛など、生理症状に悩まされていた私が、低用量ピルの服用を検討し始めたのは大学生になってからのことでした。「低用量ピルを飲みたい」と言う私に、周囲からはさまざまな偏見が……。
★ムーンカレンダーで注目を集めた【低用量ピル】の記事⇒「ピルを飲みたい」19歳だった私が思い切って母に相談すると…母からはまさかの言葉が
大学生になり、生理症状の緩和を期待して低用量ピルを服用したいと思うようになった私。ただ、このときの私は「ピル」という名前、生理症状の緩和につながるということは知っていましたが、そこまで詳しく理解できていませんでした。
そこで、まずは自分なりにいろいろと調べてみるように。婦人科の医師や専門家が監修した記事を読み、正しい知識を得られたのと同時に、たくさんの怖い噂や世間の誤解も目にしました。
私が特に驚いたのは、「ピルを飲むと女性が性に奔放になる」という考えが一部の人の中にあることです。自分の健康のことを考えて検討しているのに、そんなふうに思われるかもと考えるだけで悲しくなったのを覚えています。
「本当にそんなもの大丈夫なの?」。これは、私が母に「低用量ピルを飲みたい」と打ち明けたときの、最初の反応でした。ピルについて学んだこと、世の中にはピルの偏見も多いけれど、生理症状を少しでも和らげたいことを伝えた私。しかし、母は私の言葉にあまり納得していないようでした。
そして一緒に婦人科へ行き、母が抱いていた疑問や不安を医師に打ち明けてみてもらうことに。婦人科の医師は、丁寧に低用量ピルのメリット、デメリットなどを説明してくれました。母はそれでも副作用については「不安が残る」とのことでしたが、最終的には「あなたのことだから」と、低用量ピルの服用を許してくれたのでした。
そして、私は低用量ピルを服用し始めました。しばらくして、そのことを年上の知り合いの女性に話すと、彼女から言われたのは「彼氏には言わないほうがいいよ」ということ。
理由は、「彼氏が(妊娠しないと)安心して、セックスの際にコンドームをつけなくなるから」とのこと。もしかしたら彼女が経験したことなのかもしれません。たしかに低用量ピルの服用で妊娠しにくくなるものの、絶対に妊娠しないというわけではありません。男性側も、ピルに対して誤った知識を持っている人が多いのかなとつらい気持ちになってしまいました。
そして、私には交際している男性がおり、彼女の言葉を受けて「彼に話したほうがいいのかどうか」悩んでしまいました。彼はそんな人じゃないという気持ちと、もし誤った知識を持っていて理解してくれない人だったらどうしようという気持ちで混乱。
悩みに悩みましたが、私は彼に低用量ピルの服用を打ち明けることにしました。低用量ピルのことを始め、私の体のことを知ってほしいという気持ちが強かったのです。
彼に話す際はとても緊張しましたが、彼は話をすんなりと受け入れてくれ、私の生理が大変なことや、もしかしたら副作用があるかもしれないことに、深く理解を示してくれました。
ピルに対する偏見は、私の想像以上でした。私が低用量ピルを服用しているということから、友人や知人から「ピルって大丈夫なの?」と聞かれることも、時には不快な言葉をかけられることもあります。でも、私が低用量ピルの服用を始めてから、心身ともに救われたのは紛れもない事実です。だからこそ、微力だとはわかっていますが、これからもピルに対する偏見と闘っていきたいと思っています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:高木ゆい/20代女性・大学生。将来は地域に貢献する仕事に就きたいと考えている。自分のあらゆる体験をもとに、世の中の女性の役に少しでも立ちたいと思い、ライターとして活動している。
イラスト:おみき
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年6月)
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