「おばあちゃんに言っておいで」母からの言葉に困惑…。「初めての日」を素直に喜べなくて
私が初潮を迎えたときのお話です。初潮を迎えたことを母に報告すると、母からは「おばあちゃんに言っておいで」と言われました。私と母が知っていればいいこ …
ムーンカレンダー 生理・恋愛・美容 女性のリアルを毎日お届け♪
生理痛など、生理症状に悩まされていた私が、低用量ピルの服用を検討し始めたのは大学生になってからのことでした。「低用量ピルを飲みたい」と言う私に、周囲からはさまざまな偏見が……。
★ムーンカレンダーで注目を集めた【低用量ピル】の記事⇒「それなら生でいいよね?」ある事情を打ち明けると…彼からとんでもない提案が!
大学生になり、生理症状の緩和を期待して低用量ピルを服用したいと思うようになった私。ただ、このときの私は「ピル」という名前、生理症状の緩和につながるということは知っていましたが、そこまで詳しく理解できていませんでした。
そこで、まずは自分なりにいろいろと調べてみるように。婦人科の医師や専門家が監修した記事を読み、正しい知識を得られたのと同時に、たくさんの怖い噂や世間の誤解も目にしました。
私が特に驚いたのは、「ピルを飲むと女性が性に奔放になる」という考えが一部の人の中にあることです。自分の健康のことを考えて検討しているのに、そんなふうに思われるかもと考えるだけで悲しくなったのを覚えています。
「本当にそんなもの大丈夫なの?」。これは、私が母に「低用量ピルを飲みたい」と打ち明けたときの、最初の反応でした。ピルについて学んだこと、世の中にはピルの偏見も多いけれど、生理症状を少しでも和らげたいことを伝えた私。しかし、母は私の言葉にあまり納得していないようでした。
そして一緒に婦人科へ行き、母が抱いていた疑問や不安を医師に打ち明けてみてもらうことに。婦人科の医師は、丁寧に低用量ピルのメリット、デメリットなどを説明してくれました。母はそれでも副作用については「不安が残る」とのことでしたが、最終的には「あなたのことだから」と、低用量ピルの服用を許してくれたのでした。
そして、私は低用量ピルを服用し始めました。しばらくして、そのことを年上の知り合いの女性に話すと、彼女から言われたのは「彼氏には言わないほうがいいよ」ということ。
理由は、「彼氏が(妊娠しないと)安心して、セックスの際にコンドームをつけなくなるから」とのこと。もしかしたら彼女が経験したことなのかもしれません。たしかに低用量ピルの服用で妊娠しにくくなるものの、絶対に妊娠しないというわけではありません。男性側も、ピルに対して誤った知識を持っている人が多いのかなとつらい気持ちになってしまいました。
そして、私には交際している男性がおり、彼女の言葉を受けて「彼に話したほうがいいのかどうか」悩んでしまいました。彼はそんな人じゃないという気持ちと、もし誤った知識を持っていて理解してくれない人だったらどうしようという気持ちで混乱。
悩みに悩みましたが、私は彼に低用量ピルの服用を打ち明けることにしました。低用量ピルのことを始め、私の体のことを知ってほしいという気持ちが強かったのです。
彼に話す際はとても緊張しましたが、彼は話をすんなりと受け入れてくれ、私の生理が大変なことや、もしかしたら副作用があるかもしれないことに、深く理解を示してくれました。
ピルに対する偏見は、私の想像以上でした。私が低用量ピルを服用しているということから、友人や知人から「ピルって大丈夫なの?」と聞かれることも、時には不快な言葉をかけられることもあります。でも、私が低用量ピルの服用を始めてから、心身ともに救われたのは紛れもない事実です。だからこそ、微力だとはわかっていますが、これからもピルに対する偏見と闘っていきたいと思っています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:高木ゆい/20代女性・大学生。将来は地域に貢献する仕事に就きたいと考えている。自分のあらゆる体験をもとに、世の中の女性の役に少しでも立ちたいと思い、ライターとして活動している。
イラスト:おみき
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年6月)
★生理の体験談&マンガを読むならこちら
柔道部に所属していた高校生時代の私。いつものように練習をしていると、男子部員たちの視線が気になり……。 練習をしていると… 私が高校生のときの話です。私は中学2年生で初潮を迎えたの...
続きを読む友人の家でトイレを借りることにした私。私の前に友だちが入っており、彼女が出てきてからすぐに入ったのですが……。 トイレを借りることに 中学生のとき、仲良しの友だちの家に遊びに行った...
続きを読む私は自他ともに認めるうっかり者です。約束を忘れたり、持ち物を落としたりすることはしょっちゅう。たいていの場合は、笑い話で済むのですが、生理中のうっかりによる失敗はなかなか笑い話にで...
続きを読む現在2児の母親である私。学生時代からつらい生理痛に悩まされていました。それが、低用量ピルを始めたことで体がとてもラクになり、私の生活は一変したのです。私がなぜ低用量ピルを飲み始めた...
続きを読む私は経血量がそれほど多くありません。そのため、ついつい長時間同じナプキンを着けてしまうことも。そんなある日、自分からツ〜ンとした臭いがしてきて……。 自分から嫌な臭いが ある夏の日...
続きを読む私が初潮を迎えたときのお話です。初潮を迎えたことを母に報告すると、母からは「おばあちゃんに言っておいで」と言われました。私と母が知っていればいいこ …
私は塾で進路指導の仕事をしており、その関係で保護者に向けて講演をおこなうことがあります。そんな私が社会人2年目の24歳のとき、大切な講演会の日に予 …
初潮を迎えたばかりだったころ、私は自分の生理周期を把握できておらず、経血で洋服を汚してしまうこともありました。そんなある日、学校でいきなり生理が始 …
私はいつも、生理がきそうだなと思う1〜2日前からナプキンをつけておくようにしていました。しかし大学生のとき、生理予定日の4日前に生理が始まってしま …
生理中はいつも生理用のサニタリーショーツをはくようにしていた私。しかし生理3日目のある日、軽決了もあまり多くなかったということもあって、普段使いの …
仕事のお昼休みに同僚2人と生理について話していた私。すると、その日を境に同僚の態度が冷たくなってしまい……。 目次 1. 生理が重い同僚 2. 同 …
生理中のある日、コンビニに立ち寄った私は店員さんにジロジロ見られているような気がしていました。ズボンを確認すると……!? 読者が経験した「生理中の …
会社の会議中に生理がきて、体調不良になってしまった私。しかし、同僚や上司は男性社員ばかりで、「生理による体調不良で早退したい」とは言い出せず……。 …