
小学校5年生の秋、私は初潮を迎えました。小学5年生当時、自分の心と体が大人になっていく感覚はありましたが生理がこんなにも早く訪れるとは思わず……。経血を見たときは衝撃で涙が溢れ出てしまいました。当時を思い出しながら、このときの感情を言葉にしたいと思います。
★ムーンカレンダーで注目を集めた【初潮の話】の記事⇒「パンツが濡れてる!」パニックになる私に同級生が取った行動とは!?
なんだこれ!!
私が初潮を迎えたのは外出中のこと。なんだか体に違和感を覚え、トイレに行くと普段は見ない茶色いおりもののようなものが出ていました。
「なんだこれ!?」と不思議に思いましたが、
「なんだかよくわからないけど、きっとすぐ治るでしょ」
と深く考えずに思考を停止。生理については保健の授業で学んでいたのですが、生理だとまったく気づきませんでした。というのも、このときは周りに初潮を迎えた子がおらず、授業を受けていても私は「生理」についてさほど関心を持っていなかったのです。
これが生理だと確信したのは、翌朝のことです。
喜ばしいことなのに涙が止まらない
起床してトイレにいくと、昨日とはまったく違った鮮血が出ていました。
「こ、これはもしや」
ショックを受けながらも、やっと気付いたのです。もしかして授業で教わった生理なのでは……と。
初潮を迎えるとお赤飯を炊いてお祝いするというイメージがありますが、このとき私は自然と涙が溢れ出ていました。なぜか悲しみの気持ちだったのです。
なぜ涙を流すほど悲しかったのか、当時はあやふやなままでしたが、大人になった今ならわかる気がします。突然の体の変化に直面したことに対する不安や恐れ……。小学生の私にはキャパオーバーだったのです。
コメントを書く