「やっぱり仮病じゃん」笑う女性の同僚。女の子の日のツラさを理解されなかった日々を経て、私は…
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生理でつらいのに理解してもらえなかった、ひどいことを言われた…などショックを受けたエピソード。
私は生理に関して、モヤモヤとした気持ちを抱いたときがあります。ケーキ屋の店員として働いていたころ、店長から「繁忙期に生理がこないようにしてほしい」と言われたことがあって……。
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以前、ケーキ屋の店員をしていたころの新人時代の話です。そのお店では、月のはじめに店長が仮のシフトを組み、それを見ながら店員の希望を伝えていく形でシフトを決めていました。
仮のシフト表を私に見せながら、まずはニコニコと世間話を始めた店長。そのとき、お店に店員は私ひとりでしたが、ほぼ閉店時間なのでお客さんがくることもないだろうと、私は店長の話に相づちを打っていました。
そんな世間話のあと、店長はこう言ったのです。「この日は忙しいから、生理とかこないようにしてね」と。
まさか男性に生理について口出しされるとは思わなかったので「気のせいかな?」と思い、私は何も言わずにいました。しかし、店長はさらに続けました。「生理ってつらいんでしょ? 大変だろうから、こないようにしてね」と。
生理は隠すようなものではありません。ただ、お店の都合に合わせてコントロールしろと言われると「そんなこと言われても困るな」と思いました。
モヤモヤした気持ちのまま、「はぁ」と返事をしたのを覚えています。
翌日、なんとなくモヤモヤとした気持ちが続いていたので、女性の先輩店員に相談してみることに。「店長からこの日に生理がこないようにしてほしいと言われました」と伝えると、先輩は笑ってこう言いました。
「店長はスタッフのみんなのことを家族みたいに思っている節があるから、そういうことを言っちゃったのかもね。許してあげてね」。その先輩は長年そのお店に勤めていたので、先輩にとって店長は親のような存在なのでしょう。しかし私はまだ新人ですし、店長のことを親のようには思えません。
「親じゃないし、仮に親でも生理周期に口を出してほしくはないけどなあ」と意識の違いを感じたので、それ以降は先輩に相談しないまま仕事を続けました。
あのときのモヤモヤとした気持ちの正体は、今なら「生理」というプライベートな領域に口を出されたことに対するものだとわかります。
ピルを飲めば生理の時期をずらせるでしょうが、金銭的な負担がありますし、体調を崩す可能性もあります。私の場合は、婦人科に受診するための心理的・時間的なハードルもあります。そもそも、自分がピルを飲んでも問題がない健康状態なのかどうかもわかりません。
このようにさまざまな負担があるからこそ、ピルを飲むかどうかは自分で決めたいものです。だからこそ、店長から軽い口調で「生理がこないようにして」と言われたことにモヤモヤしたのかもしれません。
あとから、その気持ちをどのように店長に伝えればよかったのか考えてみました。「生理のことに口出しする男性は気持ち悪いですよ」と伝えればよかったのかというと、少し違う気がします。
「生理の時期をずらすことはできますが、お金や時間が必要になって大変です」と伝えれば、自分の考えを伝えられたのかもしれません。今はそのお店を辞めていて、店長に会うこともありませんが、別の誰かとの間に似たようなことがあれば、今度はうまく自分の気持ちを伝えたいと思います。
「忙しい時期に生理が重ならないようズラしてくれ」と店長に言われモヤモヤしたけれど、当時は何も言わないままでした。今は「生理の日をコントロールすることはできなくもないけど、負担が多いのだから軽く言わないでほしい」と説明することができそうです。
もしまた生理をコントロールできると考えている人から「生理の日を移動させてほしい」と言われることがあったら、今度はその人と話し合ってみたいと考えています。
※生理日を移動する目的の場合、ピルの処方には保険が効かず全額自費負担となります。また、中用量ピルが処方される場合もあり、副作用が強く出る可能性もあります。
著者/さみ
作画/モリナガアメ
監修/助産師 松田玲子
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