「生理で仕事を休むのは甘え?」職場での同僚のひと言に、私は何も言えなくて…
私の職場でのお話です。生理痛で体調不良になった同僚に対して、別の同僚が言ったことに私はモヤモヤとしてしまって……。読者が経験した「生理で嫌な思いを …
ムーンカレンダー 生理・恋愛・美容 女性のリアルを毎日お届け♪
生理でつらいのに理解してもらえなかった、ひどいことを言われた…などショックを受けたエピソード。
私が20代前半のころに付き合っていた男性は、生理に対してとても理解のあるやさしい人でした。しかし、その彼とは残念ながらお別れしてしまい、数年後に私が交際を始めた男性は、生理についてまったく理解のない人で……。
★ムーンカレンダーで注目を集めた【生理で嫌な思いをした】記事⇒「新卒なのに生意気」メイク直しで何度もトイレに行っていると勘違いされた。上司の言葉に私は…
20代前半のころの私は、少し年上の男性とお付き合いをしていました。彼は生理に対してとても理解のある人で、生理中に私がつらそうにしていると「おなかが痛いの? 大丈夫?」と心配してくれ、おなかをさすってくれました。生理痛がひどくて横になっている私にそっと毛布をかけてくれたり、「体を温めないとね」と言ってホットドリンクを作ってくれたりすることも。何もせず、彼がただ隣にいてくれるだけでもうれしかったことを覚えています。
ホルモンバランスのせいなのか、私が急に泣きだしたり何も悪くない彼に八つ当たりしてしまったりしても、「生理だからいつもよりイライラしちゃうんだよね?」と理解を示してくれた彼。あとから冷静になった私が「ごめんね」と謝りやすい雰囲気を作ってくれ、とてもありがたかったです。
デートと生理予定日が被りそうなときは、「あまり遠出せずに近所のカフェでのんびりしよう」「おうちで映画でも観よう」と、彼のほうからデートの変更を提案してくれました。つらい日に無理して出かけなくていいと思えると、とても安心しました。
数年後、そんなやさしい彼とは別れてしまい、20代半ばになった私は30代前半の男性と付き合い始めました。すると……残念ながら、新しい彼は生理に対してあまり理解の人だったのです。
あるとき、彼と遊園地に行く約束をしていた前日に生理になってしまいました。そこで、私は「せっかくの遊園地だけど、明日は生理で体調が悪いからあまり活発に動かずにゆったりと楽しみたい」と彼に電話で伝えておきました。しかし、当日になって彼は「この遊園地で1番スリルのあるジェットコースターに乗ろう!」「次は別のジェットコースターだ!」と私の事情を考慮してくれず、ひたすらジェットコースター巡りに連れ回したのです。
さらに別日のこと。私たちはランニングが共通の趣味だったのですが、その日は生理で腹痛がつらいと言っているのに、「大丈夫でしょ! 走れる走れる! 今から走りに行くぞ!」と、無理やりランニングに連れ出そうとする彼。「今日はひとりで行ってきて」と返答するとあきらめてくれましたが、生理のつらさをもう少し理解してくれたらな……と、思わずモヤッとしてしまいました。
加えて、デート当日に私が「急に生理になった」と伝えたとき、彼にわかりやすく「マジかよ……ハァ」と落胆されたこともあります。「もしかしてイチャイチャすることだけが楽しみだったのかな」と思うと、悲しくなってしまいました。
30代前半の彼は「女性の生理のつらさなんて男性が想像したところでわからない 」と一辺倒になる傾向があり、理解しようと努力する姿勢はまるでなかったように思えます。しかし、その前に付き合っていた20代後半の彼は「俺は生理のつらさを正確に理解することはできないから、つらいときにどうしてほしいのかを教えてほしい」と言ってくれました。わからないとは言いつつも、理解しようとしてくれるその姿勢がうれしかったです。
結局、新たに付き合った30代前半の彼ともお別れしてしまったのですが、彼らとの交際経験を経て「男性によって生理に対する考えがまったく違うんだなあ」と勉強になりました。
生理の症状は人それぞれなので、女性同士でも心身のつらさをわかり合えない場合もあります。そう考えると、男性はなおさら生理のつらさを理解できないのかもしれません。しかし、理解できないからといって「俺には関係ないから」と突き放すのではなく、ただ「つらいよね」と寄り添ってくれるだけでも女性側は安心できますし、パートナーのそんな心づかいがうれしいとも感じます。少なくとも私は彼らとの交際の中で「男性からほんの少しの気配りがあれば、生理でつらいときでも女性は穏やかな時間を過ごせるのではないか」と思いました。
著者/松 茉莉花
作画/おみき
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
★生理の体験談&マンガを読むならこちら
私は生理痛がほぼありません。私の生理の悩みといえば経血量の多さくらいで、生理との付き合いは比較的ラクなほうだと認識しています。ただ、他の方が抱える生理痛や生理にまつわるトラブルに関...
続きを読む女子大を卒業して男性ばかりの小さな会社に就職。仕事も忙しく、早朝出勤&深夜帰りは当たり前の生活を送っていました。生理中だったある日、男性の先輩から言われたことにショックを受けて……...
続きを読む私は過去、学生生活、職場など女性が多い環境にいました。生理の症状は人それぞれなので、女性社会にいる中でも「同性同士でも理解されにくい」とは思っていましたが、異性にはそれ以上に理解さ...
続きを読む昔から私は、生理中の反応で彼からの愛を測ってしまうところがあります。ここでは、元カレとのある残念なエピソードについてお話しします。 モテ男から告白されて… 大学生のときにイケメンで...
続きを読む私の父は人情に厚くやさしい反面、ときどきデリカシーのないことを口にします。私が高校生のときも、父の言葉によって嫌な気持ちになる出来事がありました。 生理を「旗日」と呼ぶ父 私の父は...
続きを読む私の職場でのお話です。生理痛で体調不良になった同僚に対して、別の同僚が言ったことに私はモヤモヤとしてしまって……。読者が経験した「生理で嫌な思いを …
当時、50代後半くらいだった父方の祖父は、生理に理解のない人でした。「経血量や生理日は操作できる」「生理痛なんてものは気のせい」と本気で思っていた …
私の父は人情に厚くやさしい反面、ときどきデリカシーのないことを口にします。私が高校生のときも、父の言葉によって嫌な気持ちになる出来事がありました。 …
お付き合いしている彼と同棲を始めた私。新居のトイレの棚に生理用品を仕舞っていたところ、ある日彼から「1年分も生理用品をまとめ買いする必要はない」と …
その日は生理痛がつらく、起き上がるのもしんどいほどでした。リビングのソファでゴロゴロしていたら……。読者が経験した「生理で困ってしまった話」を紹介 …
私に生理がきたのは10歳のときでした。学校で生理について習ってはいましたが、そのころの私は超がつくほどの恥ずかしがり屋。生理がきたことを友人には話 …
真夏日に彼とデートに行ったときのことです。観光地に設置されていた公衆トイレを利用したのですが……。読者が経験した「生理でびっくりしたことや衝撃事件 …
生理による体調不良で、仕事を休むこともあった20代の私。あるとき、同じチームの女性社員が、私について話しているのを聞いてしまい……。 1 2 プロ …