
社会人になったばかりのころ、不正出血が気になっていた私は思い切って婦人科を受診。すると、医師からある病気を告げられたのです! 診断結果にショックを受けた私ですが、治療として処方された薬にもショックを受けてしまって……。
不正出血が気になり婦人科を受診
23歳、就職したばかりのころのことです。
かねてより不正出血が気になっていた私は、思いきって婦人科を受診しました。すると、不正出血の原因は子宮内膜症の一種であるチョコレート嚢胞にあると診断されたのです! 嚢胞の大きさから薬物療法となり、低用量ピルが処方されました。
※チョコレート嚢胞とは…チョコレート嚢胞は、子宮内膜症が卵巣にできたものです。本来は子宮内にあるはずの子宮内膜が卵巣内にでき、生理のたびに増殖と剥離を繰り返し、卵巣の中に血液がたまります。その古い血液がドロドロのチョコレート状に見えるため、チョコレート嚢胞と呼ばれます。
抵抗のあった低用量ピルを処方されて…
病気の発症もショックでしたが、それ以上に衝撃を受けたのが低用量ピルの処方。当時の私はピルに対してマイナスイメージしかなく、「もう子どもは産めないかも……」「結婚も無理かな……」と、ひどく落ち込んでしまったのです。
一度は医師の指示通りに低用量ピルを服用したのですが、あまりにもショックで、勝手に「飲むのをやめちゃおうかな……」と思ってしまったほど。
それでも、低用量ピルによる副作用が表れなかったのでそのまま服用を続けていると、生理は軽くなるし、生理日の調整もできるし、「低用量ピルって結構便利かも?」と思うように。子宮内膜症の進行も抑えられ、結局、結婚するまで7年ほど飲み続けました。
うれしい結果になった!
結婚してからは、不妊への気がかりが増していったのですが、医師の「妊活のために低用量ピルの服用を中断してみては?」という提案を受けたところ、中断してから3回目の生理がきたあとに、妊娠していることがわかりました!
先生の説明によれば、「低用量ピルを服用している人は、低用量ピルを中断すると妊娠しやすくなる人もいる」のだそう。とても驚きましたがうれしかったです。
まとめ
低用量ピルに対する知識がなかったころは、「ピル=太る・不妊になる・なんとなく体に悪い」と思い込んでいました。でも、病気をして低用量ピルを服用してからは、その認識が一変! 私の体質に合っていたこともプラスに作用して、今では低用量ピルを飲み続けていてよかったと思えるようになりました。
無事に出産して生理が再開した現在も、特に生理痛もなく快適に過ごせています。
監修/助産師REIKO
文/イス尾サボ子さん
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