「お出かけ?」→「産婦人科に行きます」高校生だった私のひと言が、予想外の波紋を呼んだワケ
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10代のころから「人より経血量が多いのかも」と感じてはいたものの、さほど気にしていなかった私。ところが、20代になるとさらに経血量が多くなってきて……。ある日、職場でとんでもない事件が起きてしまったのです。
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20代になってさらに経血量が増えた私は、生理3日目のこの日、朝に出勤してからお昼ごろまで生理用ナプキンを交換する暇がなく……気がついたらナプキンから経血が溢れ出て、会社の椅子を汚してしまっていました。
慌ててトイレに駆け込みズボンを脱いで確認したところ、朝につけてきた夜用ナプキンや下着だけでなく、はいていたズボンまで経血で真っ赤に染まっています。その光景を見た私は、思わず「何これ……ありえない!」と絶望してしまいました。
さらに、座っていた青色の椅子にはしっかりと大きなしみが。水で濡らした雑巾でこっそり拭いて経血汚れを落とそうとしますが、なかなか落ちません。仕方なく女性の上司に相談して早めの昼休みを取らせてもらい、みんながまだ仕事をしている中、会社にあった洗剤を使用して椅子の汚れをなんとか落としました。
しかし、ズボンはまだ経血で汚れている状況なので、このままでは仕事を続けられません。少し悩んで、その日は腰にカーディガンを巻いて過ごしました。女性しかいない職場でしたが、大変恥ずかしかったです。
数時間も経たずに夜用ナプキンから経血が溢れてしまい、これはさすがにおかしいと思った私は婦人科を受診しました。これが27歳のときです。
そして検査をしてもらったところ、子宮筋腫と診断されました。医師によると、子宮筋腫は6cmまで大きくなっていたそうです。仕事が楽しくなってきて「もっと仕事を頑張ろう」と意気込んでいた当時の私は、すぐに妊娠する予定もなかったため、医師と相談してしばらく低用量ピルを使用し、子宮筋腫の症状を抑えることになりました。
その後、低用量ピルを服用する生活は4年ほど続いたのですが、子宮内膜が薄くなったからなのか、以前よりも経血量は少なくなったように思います。それだけでなく、低用量ピルのおかげで生理周期がきっちりと予測できるようになったので、旅行などの日程調整がしやすく快適でした。
以前よりも快適に生活できるようになったことで、私は「閉経まで低用量ピルを飲み続けてもいい」とまで思い始めていましたが、結局、低用量ピルを服用する生活には4年で終止符を打ちました。というのも、今後に妊娠を希望するようになったとき、すぐ妊活に進みたいと思ったからです。27歳で子宮筋腫と診断されたとき、医師からはすでに「妊娠希望があるなら筋腫を取ったほうがいい」と言われていましたが、当時は彼氏がいなかったので、妊娠を希望するのはまだ先のことと思っていました。
ですが、通院して医師と定期的に話す中で、手術で筋腫を取ったあとには妊娠を禁止される期間が半年ほどあると知ったのです。このとき、私はすでに30代。子どもが欲しいと思ったとき、半年間の待ち時間があるのは困るため、ついに手術を決意しました。
術後は経血量がグッと減り、生理期間中もかなりラクに過ごせるようになりました。
生理のときの出血量は人と比べようがないので、ひょっとして私の生理は人より多いのかも?と気づくのはなかなか難しいかもしれません。ただ、私の場合は夜用ナプキンを使用しても数時間で経血が漏れ出てしまったことがきっかけで、これは異常だと気づくことができました。
筋腫をとった今は鎮痛薬を飲まなくても生理痛に耐えられるようになり、日中に夜用ナプキンを使うこともなくなり、以前の私の生理は異常だったと改めて思います。ちなみに手術から数年が経ちますが、まだ彼氏はいません……。とはいえ、妊娠予定がなくても筋腫を取ってよかったと、今は生理のたびに実感しています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者/島田美来
イラスト/赤身まぐろ
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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