
私は、生理が始まって1週間くらいはほとんど出血がなく、1、2滴の出血が1週間ほど続いたあとに一般的な経血量になります。ずっと私は「私の生理はそういうもの」と捉えて気にしていなかったのですが、不妊治療を始めようと婦人科をした際、ある病気が見つかったのです。
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生理の始まりに少量の出血が1週間続く
私は、生理が始まって1週間ほどは、出血していることに気づかないほどの経血量しかありません。ナプキンに経血が1滴、2滴つく程度で、ナプキンがまったく汚れてないときもあります。これが1週間ほど続いてから一般的な経血量の生理になるのです。だから生理中は2週間弱ナプキンを着用。これが本当に煩わしかったのですが、「私の生理は少し長いんだな」くらいにしか思わず、婦人科を受診することはありませんでした。
ところが、34歳のとき、不妊治療を始めるために婦人科を受診しました。血液、卵管と細かく検査していくなかで、エコー検査のときに子宮内膜ポリープが発見されたのです! そして毎回、生理の始まりから1週間くらい続く少量の出血は、経血ではなくポリープによる不正出血が原因だったことがわかったのです。
このとき、私は忘れていたことを2つ思い出しました。1つは、10年前にも子宮内膜ポリープが見つかって摘出手術をしていたこと。そのときも今回同様、少量の不正出血が続いていました。そしてもう1つは、1年前に「少量の出血が続くのであれば婦人科を受診したほうが良い」と言われていたことです。
医師から受けたアドバイスを放置
不妊治療で婦人科を受診する1年前のこと、私はたまたま受けた子宮頸がんの検診にひっかかって、がんセンターの婦人科で再検査したことがありました。幸い結果は、まだがんの発症には至らない前段階の状態。医師からは、発症前の段階なら妊娠に影響はなく、がんを発症しても初期段階であれば子宮を一部切除しても妊娠が可能なこと、3カ月に一度は定期検査を受けること、といった説明を受けました。
そのとき私は、「生理の始まりに1週間くらい少量の出血が続くんです……」と先生に相談していたのです。先生はがん専門の医療施設にいる専門医なので、がん以外の症状は診てもらえず、診察も検査も受けられませんでした。しかし、「子宮頸がんに関わることではないと思うけど、婦人科で診てもらったほうがいいね」と助言してくれていました。
ところが、このときの私はがんのことばかりに気をとられ、「子宮頸がんに関わることではない」の言葉だけに反応して安心してしまい、あとに続いた「婦人科で診てもらったほうがいい」と言われたことを放置してしまったのです! それだけでなく、不正出血だけでほかには特に異常がなかったことから「私は生理が長いんだ」と自分で勝手に納得していたのです。
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