
2021年9月から、東京都立学校で生理用品の配布がスタートしたというニュースを見ました。公費で生理用品を購入して女子トイレに設置し、必要な生徒は自由に生理用品を使えるというものです。これを聞き、時代は変わっているんだな……と感慨深く思ったと同時に、ある出来事を思い出しました。
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男子に生理用ナプキンを見られてしまう
私に初潮がきたのは、小学校5年生のときでした。初潮をむかえたばかりの女の子によくあるように、30日で生理がくるときもあれば2カ月ほどあいたりするときもあり、15歳になるくらいまでは生理周期が安定していませんでした。
そのため、思いもよらないときに生理になってしまうこともありましたが、私が生徒だったころは、生理用品は自分で持っていくのが基本。もしも持っていなかったら、友だちに頼んだり、保健室に行ってもらったり必要がありました。
小学校6年生だったその日も、私は突然生理がきたものの生理用ナプキンを持っていませんでした。そこで、保健室に生理用ナプキンをもらいにいったところ、たまたま保健室に入ってきたクラスの男子に生理用ナプキンの受け渡しをしているところを見られてしまったのです!
生理をからかわれ男子と喧嘩になる
生理用ナプキンを見た男子は「うっわ。なにそれ。おむつ? 漏らしたの? 汚ねー」といった言葉を私に投げかけ、からかってきました。当時の私はそのからかいを受け流せるほど大人ではありませんでした。なにより生理になっていることを知られたのがとても恥ずかしく、それを隠すために「うるさいな! バカ!」など相手をののしる言葉を言い返しました。そして、そこから喧嘩になってしまったのです。
今これを思い出しながら書いていても、心の底からくだらない、よくある子どもの喧嘩だな……とは思うのですが、当時の私には生理を知られたこと、それをからかわれたことが、絶望的に恥ずかしかったのです。
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